博士課程学生支援 約7000人に1人当たり年間290万円程度支給へ
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とてもよい取り組みだと思います。しかし,コメントでも盛んに言われているように課程修了後の就職先などの懸念が消えないのも事実でしょう。
私個人の意見ですが,日本で博士号取得者の地位が向上しない要因としては,課程修了時に期待される高度人材に達していない人材が多いことがあげられると思います。そのため,博士課程学生という母数を増やすことの効果は限定的なものになるだろうと考えてしまいます。
私自身昨年度に博士号をいただきましたが,博士課程学生がどれだけ課程中に成長できるかは,指導教員の質に大部分が左右されると感じます。そのため,教育投資が学生だけでなく教員の教育にも向けられると,今回のような学生に対する経済支援の効果がより大きくなると思います。
注目のコメント
文科省若手支援策の目玉の1つ。拙ピッカーの大学でも独自の支援を行なっているが、基本的にすべての大学院生博士課程の学生に経済支援が行き渡ることが望ましい。一方で、その支援に見合う働き方も求められることになる。
記事には、若手官僚のグループが立ち上がったとのことなので、その動きに注目したい。これは素晴らしいですね。
教育に投資できない国に未来はない。特に高度研究に対しては人的支援が必須だろう。
さらに研究費も増額して欲しいところです。
無論、教育費全体の中での優先順位やそれに対する疑念を持つ人もいるだろうけど、結局そんな議論をし始めたら収拾がつかない。
各領域を区切り(幼保小中高大)やれることからやることが大切。お金も重要ですが、研究者の雇用の方も充実させるべきです。
国内で減っている一方で、海外流出が増えているのはまた別の問題です。
ただ人数を増やすだけでは意味がなく、質の高い人材を国内で確保する事が重要です。
それは、学生側だけではなく、教える側も。