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2. 昇進させてやるから1年間言うことを聞けと言われた時
3. 私への嫌がらせが意味がないとわかると、矛先が部下に向かったとき
4. 本当はだれも仕事の価値など信じていなかったのだと気がついた時
「今の上司や同僚」と合わないからといって、異動先がどうかはわからない。とはいえ分からないなりに隣の部署の様子は何となく分かるし、同期みたいな友人に聞けば他部署の様子も分かる。
一方で、転職となるとリファラルでもない限り分かんないです。面接してくれた「上司になる予定の人」と合いそうだと思っても、面接受ける人が猫を被るように面接官も猫を被っている可能性は捨てきれない。そしてやっぱり良い面しか見えないことが多く、入ってみたら豹変するということも、ままある。
と考えると、人間関係って難しいですよね。
僕はエクソンモービルという会社を辞めてマクドナルドに移った。エクソンモービルは日本でエッソとモービルと東燃とゼネラルとが一緒になってできた会社。僕はモービル出身。制度的にも企業文化的にも完全にエクソンによる吸収だった。
モービルでは労組の副委員長をやって会社にああだこうだと文句ばかりつけていたのだが会社そのものがあっけなく消えた。さまざまな制度が「統合」という名のもとに改変されていった。仕事のやり方もキャリアも見直し出直しを迫られた。退職とは違う形で否応なく会社と決別を迫られた。モービルという会社の素晴らしさを再認識した。おそらく合併がなければ辞めなかったしもう一度人生があっても入社しただろうと思うほどに。
Migration Committeeのメンバーとして大規模な合併業務の中枢に関わったのは貴重な経験だったがすべて終わったとき「自分の役目も終わったな」と感じた。海外にも勉強しに出してくれてアメリカとシンガポールでも勤務させくれて僕のキャリアを大事にしてくれたモービルという会社の葬式を自分で出した気分だった。何の未練も後悔もなかった。
辞めるときはすったもんだした。「辞めさせたくない」という新組織の経営の意図は有り難さよりもむしろ迷惑だった。そのときに僕をサポートしてくれたのはモービル出身のアメリカ人トップだった。「おっちゃんは会社の奴隷とちゃうで。行かせてやりなはれ」と(関西弁でなく英語で)いって反対する経営陣を説得してくれた。同じモービル出身者として気持ちをわかるといってくれた。
その後彼と偶然Blue Note Tokyoで再会した。彼はマクドナルドの取締役になった僕のキャリアをほんとうに喜んで祝福してくれた。彼の言葉に初めて辞めたことを後悔した。
あのままエクソンモービルに残っていたらどうなっていただろう。辞めて幸せだったかどうかはわからないけれど僕はいまの自分のキャリアというか立ち位置には納得しています。
コロナで同僚と会う機会が減りましたが、会った時の意思の疎通が難しいですね。
忘年会等で打ち解け合う機会も減ってきましたし、今後、人との付き合い方も難しくなっていきますかね。
どんな時も「他責」ではなく「自責」で考えることが大事だと思います。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません