独学の達人が教える「歴史を学んでもどうせ意味がないよね」への究極の答え
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注目のコメント
爽快な回答。
「歴史を知らない者は、現在のありようがこれまでずっとこうだった/だからこれからもずっとこれ以外にはない、と無自覚に信じるしかない。現にある状態とは異なる可能性を知らなければ、現にあるのは違う未来を考えることもできません」。
もう一つ、歴史家の修業をしてきた身として加えるならば、「外的状態が変わろうとも、変わらない人間の感情の本質」も知ることができるかと思います。せいぜい祖父母や親の代から始まったことを「脈々と受け継がれた日本の美しい伝統だから壊してはいけない!」と声高に叫ぶ人は、歴史の不勉強を自覚してないのかしら…と常々思っていたのですが、そもそも歴史を学ぶ意味すらわかっていない人が多かったんですね。この記事を読んでようやく納得しました。
ただ、学校の歴史の勉強って年号とか政治的な制度ばかり暗記するので確かに面白くないですよね! 歴史マンガや大河ドラマから歴史にハマった私としては、「どうしてこう、面白みのないところばかりを抽出して教えるのか!」と授業中にひそかに怒っていました。まあ授業で教える内容もあとから考えると大切だとわかるんですが。
歴史は暗記じゃなくて物語です。大河ドラマや時代劇、歴史小説に接すればストーリーとして頭に入ってきます。その上で同じ時代で違う作者のものにも挑戦すればさまざまな解釈、違う方向からの視点がわかり、立体的に時代を捉えられますよね。理系の学生だった私も「歴史を学んでもどうせ意味がない」と思ってました。
しかし、社会に出て政治や経済の仕組みを学んでいくと、不思議なことに歴史に興味が出てきます。
という意味では、興味が出てから学べばいいのかもしれませんが。