ローソン、中国で1万店を目標 25年までに、国内は食品充実
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中国での出店強化を目論むローソン。国内での成長は完全に頭打ちが見えてきた中、戦略の方向性として良く理解できます。
実はローソンは中国ではすでにネットコンビニの売り上げ比率が10%を超えています。中国でコンビニのデジタル化が進み、それが日本に逆輸入されてくる、そんな未来があるかもしれませんね。店舗数: 650(’15/末)→3,150(’20/11実績)→10,000(’25予)と大幅な拡大期に入っており、今後の更なる飛躍に期待したい
同社は過去に中国パートナーとの関係で苦労した模様...
・中方(国営系)がJVにリタイヤ間近/窓際族を押し込み
コスト増・生産性は大きく低下
・更に日本側から得られたノウハウを傘下の別の中方独資
チェーンに流用(?)
・現場も混乱しており、上海エリアでは「最も行きたく
ないコンビニ」首位という汚名...(5-10年ほど前)
・自分も当時、オフィスビル内店舗に深夜3時頃に夜食を
買いに行くと、床で寝る店員さんを目にしたものでした
ただ、そこから「チャイナリスク」の一言で片付けずに、
(実際こう言う話、海外で多かれ少なかれあるでしょう)
・独資100%への買い戻し交渉を実行・完了した上、
・まず一旦、店舗数を縮小して質を高めた上で、
・再度、店舗展開の急加速モードに入った(←今ココ)
というのは、並々ならぬ苦労とコミットが背後にあったのではないかと推察します
また、
・中国はECの発達だけでなく(中国30%、日本6%?)
・オフライン小売チェーンの1/3にはネット系の資本が
入っていると言われている(cf. 米国は1%未満(?))
ため、「人口あたりのコンビニ数が1/10」という事業ポテンシャルに加え、新しい小売モデルのあり方のラーニングという点でも、間接的に日本に持ち帰れるものがあると素晴らしいのだろうなと感じています
(参考)
ファミリーマートも2,800店舗と健闘中と思いますが、
台湾頂新とのJV(日方40%)で、やはりパートナリング
を巡り(過去に?)色々と苦労あった模様です...
・赤字でもいいから店舗拡大して商材納入で回収したい
先方と、あくまで店舗収益で回収したい日本側の不一致国内の成長が見込めない以上アジアで収益拡大することは必須ですが、中国はここ数年店舗数が増えてません。製造工場が主要都市に建設できるめどが立ったのでしょうか。。