マイクロソフト、半導体を自社設計へ サーバーやPCに=関係筋
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Surface向けのCPUでは、既にQualcommと共同開発した実績もありますしそこまで目新しい話ではないでしょう。
サーバ向けCPUでの自主開発となると、マイクロソフトのインテル離れがさらに進むことになりますから、大きな動きになるでしょうね。インテルはさらに苦しくなってしまうでしょう。
ただ、いずれにしても、
・アーキテクチャを提供してくれるArm
・製造を担当してくれるTSMC
があってこその話でしょうから、「垂直統合」という話ではないと思います。負担の大きい部分を他社が担ってくれるからこそ設計での独自路線が可能になったという話で、川上から川下までを統合しようという話ではないでしょう。
注目のコメント
テックの産業地図、競争環境は完全にパラダイムが変わった。ソフトとハードの境目が溶けた。AI競争の新ルール。ソフトとハードの両輪で結果を出さなければ負けるから。AppleもテスラもFBもアリババもGoogleはとうの昔にチップ内製化に勤しんでいる。
インテルは既に始まっている緩やかな下降線を引き続きたどり、NVIDIAは元来そうであるようにソリューション屋として研ぎ澄まし、TSMCが胴元ポジションを極め、サムスンは引き続き栄華を誇り、いま内部がごたついてるSMICと紫光集団を立て直して中国が猛烈に向こう数年で追い上げる。自然な流れ。GAFAMなど大手はエンドポイントの数を抑えることで垂直統合モデルを目指す戦略。競争優位の確保のみならず、価格戦略の弾力性と自由度の確保につながる。
重要なのは20-30年前に日本が得意とした垂直統合モデルとは本質的に異なるということ。以前は「垂直統合モデルを目指した戦略」であったが、今は必然的な垂直統合であり「ゴールではなく手段としての垂直統合」であるということ。
もう一点の違いは、以前は垂直統合のためにとてつもない設備投資や在庫リスクを抱えていたということ。今はSCMの進化とGAFAMの圧倒的な資金力により、それが大きなリスクではなくコントロール可能になったと言うこと。寧ろ外部にキーデバイスを依存する方がこれだけの物量を供給する場合、異なるリクスを抱えることになりかねない。
テクノロジーの進化はSCMを変え、経営戦略の常識も変えてきている。古い成功体験に拘り続けては未来の勝利はあり得ない。M1プロセッサ搭載のMacbook Proをサブマシンとして購入したのですが、とてつもない処理速度にメインマシンとして使うことにしました。言うなれば、インテルはガソリン車、M1はEVくらいの差がありました。
この流れは止まらないでしょう。
インテルはかなり厳しいですね。主戦場の転換が必要な段階だと言えるかもしれません。