【名和高司】知らなければ生き残れない。SDGsの「本質」
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社会価値と経済価値を両立するCSV(ex. ネスレやユニリーバ)。経済価値のついでに社会価値を追求する、ではなく、本業で社会価値を追求することが経済価値につながるというループをつくることがもっとも大事だと思っています。3.11のときに「東北の店舗で決して在庫を切らさないことが何よりも我々の社会使命」と号令をかけて、在庫予測を徹底的に行って東北に衣服を届け続けたというユニクロの柳井さんの考え方が好きです。
働き方(How)ではなく「働きがい(WhyとWhat)」が求められている、というのもその通り(cf. 「decent work」=意味のある・誇りをもてる仕事)。たとえばダイバーシティやウェルビーイングも、Howとしての環境だけではなく、メンバーがそこに集って働く意義や使命を与えることが、結果的に優秀な人材を惹きつけ、それが競争優位性につながり、結果として企業成長をもたらす。
たとえば女性活躍もそうだと思いますが、サステナブルな働き方やサステナブルな生き方を考える際に、「なぜそれを自分たちがやるのか」そして「その先にどういう社会を志すのか」をあらためて問うべき、というエールを受けた気分です。
注目のコメント
日本人が知らない「SDGsの本質」とは何か?
一橋大学大学院特任教授を務め、ユニクロ、味の素などの社外取締役としても活躍する名和高司氏が「SDGsの本質」に迫る電書書籍を上梓しました。
出版を記念して、電子書籍購入者限定の名和先生のオンラインセミナーを1月20日に開催します。奮ってご参加ください。
https://peatix.com/event/1757385事業者の利益の創出と社会的価値の創出が両立しうることを世間に示したのが、CSVの功績だと思います。一方で、CSR、サステナビリティ、SDGsの推進を実事業のおまけ程度に取り扱っている事業者もまだあります。CSR・サステナビリティ・SDGs推進に関連する部門を、どのような位置づけとして、設計部門や現場とどのように関わらせているかに、その事業者の姿勢が現れると感じています。
提言の通り、SDGの交点に「志(パーパス)」が置かれているかが問われると言えるのでしょう。勉強になります。日本企業の生産性向上には、働き方改革ではなく、働きがい改革が必要だと思います。記事で言及されている社員も顧客も「わくわく」するような志を掲げることの重要性を日々実感します。