みずほ銀行、法人営業部を廃止 業種別から横断型に再編
日本経済新聞
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注目のコメント
昔、興銀の産業調査部に在籍していた身としては、少し郷愁を感じます(笑)。
たしかに、業界をクロスするところに付加価値が生まれてくる時代になっているのは実感します。業界に対する知識や情報のレベルを落とさず、入り混じったところにある化学反応みたいなものを発見できるとおもしろいですね。相当高度なことではあります。
もともと、銀行員自体は、業界内の人に比べて知識や情報レベルは落ちるわけです。私も当時から、その業界そのものの知識等ではなく、他業界の情報や比較分析などに銀行員としての付加価値があると感じていました。
過去に拘らず、一段上のレベルに高度化されることを期待してます。業種に応じた通称「ナンバー部」は、産業調査部と並んで興銀の伝統を脈々と受け継いだ大企業取引の基盤。それだけに、銀行が定期的に行う機構改正とはレベルが違うと思う。
中で働く人々の意識が外部環境を認識して良い方向に遷移するか、異なる業種の知見が良質のケミストリーを生むかが成功のカギ。今の日本の大企業はキャッシュリッチで銀行は不要。貸出のオリジネーションになるのは、コロナ対応のクレジットライン拡大か、M&Aのつなぎ融資か、資産担保融資くらいではないか。つまり大企業向けはますます証券業メインとなり、融資業務は終息することを意味しているのでしょう。