【高岡浩三×入山章栄】本物のイノベーションの起こし方
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注目のコメント
大企業でイノベーションが起こらずに失われた30年を経験した日本。私を含めて、今の60歳代から80歳代の世代には大きな責任があると思っています。現役の社長を退任してやりたかったのは、将来の日本を担う若い世代の方々にイノベーションの起こし方や目利きを伝えることでした。世界のビジネススクールでも、イノベーションの領域は未だにアンタッチャブル。フィリップ・コトラー氏にもお墨付きをもらったNRPS法を武器に、このイノベーション道場で、入山先生の仰る知の探索能力(問題発見能力)を磨くことに貢献したいと考えています。是非、この道場の門を叩いて頂ければと思います。
個人的な価値観ですが、イノベーションは虚構です。
イノベーションを起こそう!と唱えている限りイノベーションは起こらないと思います(一度も起きるのを見たことがありません)。
なぜアップルがイノベーティブ(に見える)なのか?日々デザイナーやエンジニアが一歩一歩進化させてきたからです。イチローが自分の頭で考えて毎日練習を積み重ねたのと同じです。ピカソはデッサンが完璧で、そこから彼が自分の表現を模索し続けてキュビズムに至ったのも似てます。
イノベーションは外からは非連続に見えますが、実は連続的な運動の軌跡。ある日それを発表するから非連続に見え、イノベーションだ!と見える。やってる本人たちは日々の積み重ねでしかない。そういう日々の風土こそが本質です。
とビジネススクール時代に発言したら、なぜか教授ごと白けました。みんな商売舐めすぎ!とひそかに思いましたね。
あとは高岡さんおっしゃるように多様性も本質的ですね。日本企業はリクルートからして多様性なさすぎです。クリステンセン教授のイノベーター28人に聞いた特筆すべき性質。
1.疑問力、2.観察力、3.実験力、4.人に聞く力。
海外には経営企画の部門はない。戦略は社長が考える。
のくだりが爽快でした!