12月の景況感、2期連続で改善 短観、大企業製造業マイナス10
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この次の四半期は厳しいでしょう。
これだけコロナ騒ぎになっていますからね。
ただ皆さん、気持ちだけは気高に、春先に向かって気合入れていきましょう😉
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まあヘッドラインとなる大企業製造業の業況判断指数は、感染も増えてるけど経済も回っている海外経済の影響を受けやすいですから、先行きも改善という意味ではポジティブでしょう。
ただ、内需の影響を受けやすい非製造業は、大企業、中堅企業、中小企業でいずれも先行きが悪化しています。
やはり感染拡大に伴い経済活動にブレーキがかかることを警戒しているのでしょう。
あと細かい部分では、年度下期の想定為替レートが106.55円/ドルと円安気味となってましたので、為替がこのままいくと、業績の下方修正要因となるかもしれません。大企業、中堅企業、中小企業の「最近」が揃って17ポイント改善していますが、「悪い」から「良い」を引いた数字は大企業▲10、中堅企業▲17、中小企業▲27で、国内の事業割合が高いであろう規模の小さい企業ほど厳しい状況にありそうです。非製造業は建設(+17)、情報通信(+29)、情報サービス(+23)といったコロナ対策や活動自粛で仕事が増えて潤うところがある反面、対個人サービス(▲43)や宿泊・飲食サービス(▲66)は壊滅状態です。政府がGOTOに拘るゆえんかと。
日銀短観は11月11日調査表発送、11月27日期限の調査ですが、期限を待たず回答したところもあるでしょう、多分。季節要因で感染者が増え始め、11月の終わり近くから経済活動自粛への世論の圧力が一層強まりました。11月25日から11月30日が調査期間の街角景気は3月以来となるマイナスに転じています。「3カ月後の景況感を予測したDIはマイナス8と、3四半期連続の改善を見込む」とありますが、日銀短観は直近の環境再悪化をどの程度織り込んでいるものか。
国民の健康と経済の両方に責任を持つ政府は難しい判断を迫られそう。経済活動自粛を支援する資金を政府に頼りつつ感染抑止に注力すれば済む立場の首長との間で対応に温度差が出るは仕方のないところかもしれません (・・;ウーン大企業から中小企業まで、ほぼ改善傾向(といっても悪化幅が縮小しただけ)は見せていますね。でも、市場でも注目されていたソフトウェア設備投資計画は、大企業ですら下方修正していました。デジタルならなんでも勢いがあると思うのは、少し違うかもですね。。
先日、サイボウズ の青野社長に番組内でインタビューした際、受注にプラスになる面もあれば、コロナで窮地な企業からの受注減が‥という話があり、マクロでも同様の動きがあるのかなと、より強く思う短観でした。