米富豪上位3人、州の所得税ゼロに
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日本と違ってアメリカは納税と寄附と血流が二つの動脈に分かれている。行政に委ねるカネと自らの意思で分配するカネと2種類あることが前提になっている。日本は寄付税制の後進国で、自らが分配の主体である自覚に乏しい。
注目のコメント
悪意のあるミスリーディングな記事ですね。
少なくともビルゲイツについては、当時はテックのエコシステムなど何も無かったワシントン州シアトル近郊に世界一のテック企業を作ったことは、所得税とか関係無く、雇用創出を初めとした経済への多大な貢献としてむしろ称賛されるべきでしょう。1975年に(何故か)ニューメキシコ州で創業したマイクロソフトは、1979年に従業員13人の時にシアトル近郊に移転しました。当時のシアトル近郊は犯罪率も失業率も高く、「絶望の街」と言われていたそうです。移転の理由は単純に創業者達の故郷だったから。所得税率が低いからなどどいう発想は一切無かったはずです。
https://www.fastcompany.com/3031544/the-entrepreneurs-who-saved-seattle
ジェフベゾスはマイクロソフトが築いた地盤に乗っかった形ではあるものの、こちらも所得税とか関係無くアマゾンが生み出している経済価値は計り知れません。
批判の対象になるとすればイーロンマスクでしょうか。確かに所得税率が彼の移住理由の一つになっているのかもしれません。ただ、テスラもスペースXも結構なオペレーションがテキサスにあった訳で、所得税率だけにフォーカスするのは不自然だと思います。
また、他の方もコメントしている通り、納税額に加えて寄付金額も見ないと正当な評価は出来ないですね。シアトル勤務ですが、身の回りにも、ミドルマネージメントレベルでもテキサス居住者は増えています。
リモートワークの加速に伴って、2拠点生活や、職場と住居の分離が進み、今後富裕層が所得税がかからないテキサスや生活の質が高いハワイなどに転居する流れが起こりそうですね。(既にニューヨークからハワイへの流出も起きています)テキサスは民主党化が進み、支持政党の地政学的な変化も起きそうです。記事にもあるように州税がかからない場所には富豪が集まるのは事実だと思います。
寄付社会のアメリカでは州税がなくても、寄付という形で様々な恩恵を富豪から受けることもできるでしょう。
結局、税金が高い州に残るのは、地元を愛している人か、引っ越しもままならない人達になります。
土着信仰が少ない納税が必要な地域ではスラム化するなど、新たな社会問題にもつながります。