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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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双方とも、自分から交渉打ち切りを宣言したくないのだ。そんな状況を尻目に、英仏海峡の大陸側では、フェリーでイギリスに渡ろうとするトラックの大渋滞が始まっている。イギリスの商店や企業が、合意なき離脱前にEU製品を買い溜めしておこうと大量の注文を出しているため、大量のトラックがイギリスに向かっているのだ。
とりあえずクリスマスも正月もなく交渉すればなんとか合意にたどり着けるかもしれないが、漁業権の話も市場規制の問題もBrexitの理念の根幹に関わる話。足して2で割る妥協ができないところだけに難しい。合意なき離脱も覚悟する必要あり。
年内で何らかの合意をするのでしょうが、果たしてそれを年明けから発効できるのか。強行するならば、英欧双方で経済はかなり混乱しそうです。
英メディアによると、ジョンソン首相は「我々は交渉から離れることはない」とコメントしました。EU側もFTAなしで移行期間終了を迎えても、交渉を継続することを望んでいます。よって今の時点では交渉打ち切りの選択肢だけはない点では双方一致している。ここは結構大切なポイントだと思います。
イギリス側からすると、もともと価値観が違うEUの規制に離脱後も縛られたら独自の価値観に基づく内政と外交が展開できない、欧州側からすると、離脱後の英国をEUの規制で縛っておかないと競争上不利になる上にEUの結束さえ脅かされる、というパワーバランスを巡る争いです。経済的な損得勘定で割り切れない問題だけにバーゲニングゾーンは不明瞭。どちらもテーブルを蹴った責任は負いたくないからぎりぎりまで交渉は続くでしょうが、行き着くところまで行き着かないと決着しないチキンレースの様相を帯びてきたような・・・ (・・;ウーン
EU議会でまず代表的に先行して握ってあとから各国で追認する方式を取るなら年末最後の最後までもつれ込むので当局者は冬休み無しです。しかし、それに対応するための経済主体も冬休み無しですね。
ヨーロッパの混乱はこれからも継続するだろう。
漁業交渉による混乱はまだ全体の一部であり、今後、課税、ルールの適用などまだまだ交渉すべきものが多い。
その一つ一つの交渉もまたそれぞれ混乱が生じていく。
EU離脱による混乱は想像よりはるかに多い。