青森県で震度5弱を観測 気象庁「2、3日程度大きな地震に注意」
NHKニュース
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震源の深さがおよそ50-60kmで、発震機構は東西方向からの圧縮による逆断層型とでており、海側の太平洋プレートと陸側の北米プレートの間で発生した地震であると考えられます。ちょうど東日本大震災でも活動したと考えられる場所ですが、東日本大震災の余震というよりは、次の大地震に向け新たにプレート間に歪みがたまりつつある段階と考えた方がよいのではと思われます(気象庁が何と発表するかは分かりません)。ただしM5クラスというのはプレート境界での地震としては日常レベルで発生するものですので、特に目立つものではありません。通常運転の範囲と考えて問題ありません。
ちなみにこの地震があった岩手県北部から青森県東部にかけてのプレート境界部分では、地震研究本部の長期評価では今後30年以内にM7台前半の地震が発生する確率は90%以上、それ以上の大地震の可能性も5〜30%とされており、全国的にも地震発生の可能性が高い場所ということができます。東日本大震災から10年近い年月が経過し、東北地方のプレート境界も着々と次の地震に向けてエネルギーを貯めているということになります。M9クラスの巨大地震は数百年先ですが、M8近い地震はこの100年程度でも複数回経験していることから、次も当然発生します。今回のような地震を、対策の確認や強化の機会としていただければ幸いです。