グーグル、インテルなどが技術革新に向け「Modern Computing Alliance」を結成
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GoogleとIntelが組んでいる、MSとAppleが入っていない→WintelからCintel(ChromebookのCをとってこうとでも呼ぶべきか…?)へのシフト!?
Chromebookに特化したIntel CPUなどが出てくるかが今後の注目点。またAppleと違って、DellなどのPCメーカーがアライアンスに入る構造のなかで、「取り分」含めてどういうエコシステムになっていくか。アライアンスを結成するということはシリコンからクラウドまでを規格化することを目標とすると思うのですが、各社のメリットは何か考えてみます。
規格化、共通化は互換性を提供してユーザー側の自由度と選択を拡充しますがサプライヤーは規格の中で自由度が制限されます。規格についてはIntelはx86をCPUで提供してきましたが、Intelが独自コマンドをC++/Fortranコンパイラとともに更新するのでAMDがCPUチップの微細化技術でIntelに追いついただけではIntelのCPU性能に及ばないという状態が起きました。これはIntelからすればCPUの性能向上を謳いながらも、AMDからすればIntelは独自規格を一般規格化しているという暴挙に立ち向かう戦いの側面もあったと思います。
次にクラウドまでの間には何があるでしょうか、チップのXPUからメモリ, ストレージ, ネットワーク通信, そしてクラウドで、ここにそれを利用したサービス(XaaS)までは含まれていないと考えるのが自然なのかなと思います。そして通信までは規格化の流れができていますので、XPUから通信までは次世代規格への影響力を持ち、クラウドの規格化を考えたいということではないでしょうか。
この結成の理由の一つとしてはAppleが一社で全てを再定義する力を持ち始めています。Intelから買収した5G周りの次世代通信チップをApple Siliconに搭載すればXPUと別チップの他社よりも低電力で高性能な通信制御が可能になります。この団体が真に恐れているのはSiliconからCloudまでを独自に再定義できてしまうAppleへの畏怖なのではないでしょうか。