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哲学の重要性は「今、VUCAやDigitalの時代だからこそ」という側面もあれば、「そもそも物事を考える上で」という側面もあると思います。

哲学を学ぶ(学ぶ、という言い方が適切かわかりませんが)ことの意義は、この記事にかかれている以下の通りな気がしています:

・哲学の営みの中核は、物事の根本や前提を問い直して、考察すること

・哲学の営みに親しむことで、現在のものの見方や考える枠組みから自分を解き放ち、急速に変化する社会の中で、揺るぎない自分の価値観を模索していく力を身につけることができる

何度かコメントしていますが、私が通っていた中学校も、この記事に記載されているような教育スタイルでした。
「円周率はなぜ3.14なのか」
「地動説は本当に正しいのか」
「“美”とは何か」
などなど…一般的な詰め込みの授業はなく、自らの頭で考え、追究し、プレゼンし、ディスカッションする、というスタイルでした。

間違いなく自分の頭の使い方や価値観は中学時代に培われたものだと思っています。

時代や領域に関わらず、「物事の根本や前提を問い直して、考察すること」は重要ですし、冒頭に記載した「VUCA、Digital」という文脈で言えば、例えばAIで何をどこまで判断させるのか、遺伝子操作でどこまでを許容するのか等、極めて倫理的・哲学的な問題を扱う必要が出てくるので、自分なりの「価値観」を持っておく必要があると思っています。

数年前からDigitalが進むほど、今一度哲学・倫理学、あとは身体感覚の重要性が見直されると思っているので、自分も再度学び直したいと思っているところです(大学時代、司法試験受験組だったのに商法の単位ギリギリで、一番成績が良かったのは哲学だった記憶…)
今月から毎月、これからの学びに関する哲学対話を東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)との共催で実施します。今月分は公開した直後に満席になりました。来月も開催する予定です。

https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2020/12/post_227/
〉哲学の営みの中核は、物事の根本や前提を問い直して、考察すること

答えばかりを求めて「問う」ことをしなければ、発見や発想は生まれてきません。「問う」ためには知覚や知識の質が必要になりますが、その必要性を認識するためには「発する」ことが必要です。
「発する」ことで表現となりますが、表現の拙さや伝わらなさに苦闘して表現が磨かれ、受け手からのフィードバックが「問い」を洗練させます。

問うことを対話とセットで考えさせるから、問い方や考え方が身体に染み付きます。大人も含めてこの国の人材育成で足りないのが、この問うことと話すことだと考えています。
大前提となる考え方を持っていないと、どんなに優れたツールを操ることができても危ういと考えます。

例えば、私は「正義」とは「誰にも迷惑をかけていない人たちの権利を最大限尊重すること」だと考えています。

この前提からすれば、同性愛や、選択的夫婦別姓が認められないのは明らかにおかしいという結論になります。

また、「契約は守らなければならない」という規範は、「約束を守る」「納期を守る」「期限に返済する」という形になって経済の円滑化を促進します。

記事内容とはいささか趣が異なるかもしれませんが、新しいものを創り出すときに、前提となる思想や規範が不可欠だと、私は考えています。
AIや自動運転、ロボットのことなどを考える上で、モラルや自我、認知、正義といった、より哲学的なことに思いを巡らせる機会が増えたな、と自分でも思います。私が教えているビジネススクールの学生は特に実践的な知識に重点を置きがちですが、これから変化のスピードがますます速くなると思われる時代、今実践に役立つ知識はすぐに実践的でなくなってしまうでしょう。それより、こういった哲学や自分で考える力の方が長期的には実践的だと思うのですが、学生にはなかなかわかってもらえないです…。
最近、「哲学」に色々手を出してみたりしているのですが、一部の科学領域に侵入している哲学は(存在、時間、因果、生命、等をテーマにしているもの)、文献主義が仇となっていて、100年以上前の知識をベースになっていたりと、殆ど無意味な問いを永遠と繰り返しているようにしか思えないことが多いです。

現代において哲学を学ぶ人達には、一通り基礎的な科学の素養を身に着けて欲しいところですが、そういう方でも結局現代科学の結論を受け入れられず、同じ轍を踏んでいたりするので、こんなこと言っても意味ないかなとも。

まだ倫理学の方がフォーカスが分かりやすくてよい。
たしかカントですが、「自分がやっていることを、世の中の全ての人がやったとしても、社会が成り立つように行動する」という主旨の言葉があります。

要するに、資源の浪費や、割り込みはダメですよと言うことですが、ビジネスに応用すると、「たとえ合法的だとしても、外部不経済を最大化することや、情報の非対称性につけ込んで収益をあげるような活動には与しない」ということだと思っています。
「STEM教育に力を入れる高校ランキング2020」で全米3位、全米高校ランキング「Niche」の進学校では全米1位に輝いたスタンフォード大学・オンラインハイスクールでは、哲学をベースにした必修カリキュラムがあると言います。
急速に変化する社会の中で、自分の価値観を模索していく力を身につけるためには、物事の前提や価値観の根底に立ち返らことが必要なのですね。
フェイクニュースがあふれる世の中で物事の真贋を見極めるには、急がば回れ,
で私も哲学、中でも論理学が重要だと思います。ちなみにフランスの共通テストに相当する18歳の高校生が受ける試験では、たとえば、「芸術が美的だなければならないかどうかを論ぜよ」を2時間かけて記述させるような問題が出されます。