この連載について
NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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「ユニクロ」や「ジーユー」などの、SPA型低価格衣料専門店を展開。特に中核事業であるユニクロは中国・アジア地域を中心に出店を加速。世界でも上位の売上高を誇る。
業種
カジュアル衣料専門店
時価総額
14.9 兆円
業績
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冬もののアウターが10000円を切るとなると、GUの競合企業は立ち向かえなくなるはずです。
これからますます国内アパレルの市場は「ファーストリテイリングと、それ以外」という構図がはっきりとしそうです。
GUは2021年、「ファッション×低価格」「家族重視・生活様式の変化」「健康安心・快適志向」「サステナビリティ」の4つを戦略軸として商品展開していきます。
メディア説明会で柚木社長は、その戦略を立てるに至った背景や、コロナ禍で消費者の意識や生活が大きく変わる中でどういう時代認識をしているのか等に対して、しっかりと筋道を立てて説明していて、ものすごく腹落ち感のある会見でした。
出席していたメディア関係者からも「今でも安いのに、さらに下げることに衝撃を受けました!」という声があがっていましたし、ストレートニュースに対するNewsPicksのコメント欄も盛り上がっていましたね。
ただし、値下げ=生産者を叩いて工賃を下げる、というわけではなく、値下げをするための企業努力の方法というのはいろいろあるわけなので、そのあたりを解説してみました。
今回は省略しましたが、同時に、サステナビリティに関する新たな取り組み(古着回収→ニットポロシャツを皮切りに、服から服への循環型の商品を発売すること)なども発表しています。製造者責任、販売者責任をしっかりと果たしながら、ファッションの楽しみをリーズナブルに提供することで多くの人々に喜んでもらうという使命を果たすことにコミットした形ですね。
「素材や工場を集約して、スケールメリットを創出し、より効率的に商品を企画・生産する」
「適地生産をすることや、物流を工夫すること」
「工場にゆとりを持って発注したり、工賃が安い閑散期に縫製してもらう」
「生産調整力を高めて、値引きによるロスをなくすこと」
最初の一点は昔から言われていた典型的なスケールメリットの話。二点目と四点目はIT化とグローバル化が進んだことでアップルなども強みにしているSCMの進化の話。三点目はシェアリングエコノミーの一つの原動力、これを企業内でも実現しているという話。
世界のトレンドをしっかり企業内に取り込むことで実現されている。これらがしっかりできるのがファーストリテイリングの強みなのだと思います。
こういう時には小島氏の解説記事が待たれます
しかし良いものを長く着るという日本人が本来持っていた美意識がどんどん欠落していく不安もある。値下げよりもっと付加価値をつける事に、力を入れる企業が増えてほしい。若い世代が本当に良い物に触れる機会をもっと増やしていきたい。安いからまた買い換えればいいやという思考は、そうゆう物が溢れてるから。勿論それを回収して次の資源にすれば良いのだけど。
まず沢山作って沢山売るという事を、やめなければならないと個人的には思う。
これでは本当の循環経済、サステナブルにはならない。
見渡せば、タンスの中はユニクロが占領しています。品質はとてもいい。同じアイテムでも、毎年改良されています。ワンブランドの方がアピールすると思うのですが。
あまり注目されないのですが、もうちょっとユニクロの物流の部分にフォーカスを当ててほしいかな。。
値下げできるだけの余力残されてたってことなのか…
まあ生産量と販売量のバランスの話はずっとあるのでしょうが…