【削除されました】養殖物2020年12月10日(木)
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いま再見したい映画として挙げた「ジョーズ」をAmazon prime videoで見ました。
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本作のコロナ下における見所は、舞台アミティ島の観光経済vsそれを脅威に晒す人喰いザメの恐怖との相克が、Gotoとコロナ感染に割れる現状の隠喩と化していることでしょう。「海開きができないと島の経済は大変なことになる」という市長と、サメの一報に触れ海水浴場を閉鎖しようとするブロディ警察署長の対立で映画前半は展開します。前半で描かれる主人公ブロディは後年の記憶とは裏腹に優柔不断な優男で、監察医の診断さえ翻させ「サメなんていないんだ、船の事故だ」と主張する市長に簡単に折れてしまいます。
そんな行政の姿勢も災いして次なる犠牲者が出てしまう中で一匹の大物サメが釣り上げられます。釣り上げられたサメを見て市長は大喜びするのですが、リチャード・ドレイファス演じる海洋学者(ムロツヨシそっくりの空気読めない人)は、「このサメは大きさが違う。サメは消化の遅い生物だから、実際に犯人かどうか腹を割いて中身を確認しよう」と提案。市長は「こんなに沢山人がいる中で死体でも出たらパニックになるぞ!」と抑止し、サメの死体はどこかに片付けてしまえと指示します。
ここで市長は「このサメは脅威が去った証拠にはならない」事にうすうす勘付いていると見えるのですが、これ実にリアルだなという事が現今の状況下から振り返って思います。うすうすヤバいと思ってはいても、自分の守るべき立場(島の経済に責任がある立場)から、都合の良さそうな話題(犯人らしきサメの釣果)に飛びつき、それが本当に事実かの検証はうやむやにしてしまう。この後、海開きを強行したアミティ島にアメリカ本土からフェリーで続々と海水浴客が押し寄せるシーンがありますが、ううむこれは色んな意味で初めて見た景色の気がしません。彼も経済の枯死による社会の犠牲者発生を防ごうという使命をも持つ立場なんだなと思え、単なる欲ボケと指弾すべきではないなと現今状況からは思いますしこの後も単なる悪役として描かれるわけでもないのですが、本作が優れた映画であるのはただ恐怖演出にあるのではないのだなと改めて感じます。
サメの向こうに実は「戦争」が置かれているという映画後半の展開も実に面白く、再見してなお得るものの多い映画でした。今年は忘年会もないし、ちょっとさみしいなあと思ってふと予定表を見たら、なんと来週は全ての日が会食で埋まっていました。
最近流行りのマスク会食という奴でしょうか。
同じ釜の飯を食うなんていう言葉があるくらい、なんだかんだ言っても一緒に食事をするというのはリレーションを深くする上で重要なイベントなんだなと改めて思いました。
【今日の歴史】
1898年の今日米西戦争で敗北したスペインはパリ条約でアメリカに、グアム、フィリピン、プエルトリコを割譲し、キューバの保護国化を承認した。
老大国スペインの全面的な敗北は、アメリカの列強デビューと太平洋への進出を意味していたが、同時に同じ頃清を破り列強デビューを果たした日本との歴史的な対立の遠因となったのだった。おはようございます。
YouTubeで『もしもファミマの入店音がLUNA SEAだったら』というタイトルの動画がたまたま出てきました。
https://youtu.be/_DwibpVlCVk
なんだこれと思って見てみたらモノマネされている芸人さん?なんですね。それ以来この方の動画が出てくるようになったのですが、思わずみてしまう…