イケア、商品カタログを廃刊 70年の伝統に幕
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IKEAのカタログ好きでした。インテリア実例集として眺め,その世界を実現するものをお店で購入するという、イメージ、来店喚起、実売に直結するものでした。
いまは参考になるWebサイトも増え、カタログである必要も、IKEAのカタログである必要もなくななったので自然な流れかと。利用者のニーズと価値観の変化で情報提供の形も変わる。
今の時代、その相手先は地球環境も。
IKEAの判断、IKEAらしい。
2億部の発行部数、落ちてきたとはいえ、こうした決断ができる企業の力は凄い。伝統は終わらせる決断が大変。
でも変わることで大切な価値が守れる。この場合は企業の哲学、かな。サステナビリティを考えると、良い動きだと思います。
ただ、紙のカタログも無くなって、デジタルでの他社との差別化、競争が激しくなりそうですが、IKEAはオンライン家具市場においては、Wayfairに先を越されているイメージです。ウェブサイトのUX/UI、注文してから家に運ばれてくるまでのオペレーションも、Wayfairはかなり満足度が高いので、コロナ禍で他社が店舗を開けず、苦闘している中で、更にプレゼンスを高めた印象があります。