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水素を30年に主要燃料に 目標1000万㌧、国内電力1割分

日本経済新聞
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  • 芦屋市長

    本当に水素が主要燃料になる時代をつくろう!という気概があるのでしょうか……そもそも何のために水素を使うのか。電気を使って水を電気分解して水素をつくり,その水素を使ってまた発電するって(もちろん長期的に貯めやすいといったメリットは有ると思いますが)考えると,発電目的では望み薄なんじゃないかと思えてなりません……。製鉄(鉄鉱石の還元)などの製造原料としての活用は分からなくもないのですが,それで主要燃料とは言わないだろうと思うと,どういう見立てなんでしょうかね……

    ちなみに,海外で水素の話をすると「え,水素?電化の流れが主流だから水素はメインではないんじゃない?」という扱いをされることが多くありました。電気自動車(EV)と燃料電池自動車(FCV)の比較をみるまでもなく,世界の潮流としてはエネルギー利活用を電化する流れが顕著です。

    ただ,北欧だけは水素の話がメインの場も。
    なぜ北欧では水素が重視されているのかを尋ねると,既に天然ガスのために建設したパイプライン等のインフラが整っていることを主な理由として挙げていました。実際,新しく送電線を引くためには10-15年かかるが,既存のインフラを使えば必要年数は一気に縮む。二酸化炭素排出量削減が喫緊の課題である現状を鑑みると,10-15年も待つ余裕はないので,水素を重視しているとのこと。水素によるエネルギー供給は,2025-30年には石油・天然ガスよりも安価になるという予想もあるとのことでした。

    うーん……日本で本当にやるんですかね。。。あ,でも敢えて世界の潮流と逆張りをして,2100年くらいに天下を取るプランもあると思うので,もしそうならそれで日本は頑張らないと。もしかすると僕が知らないメリットも有るのかもしれませんが,まずは2030年に期待を裏切ってよい活用がなされているといいなと思います。


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    国際環境経済研究所 理事・主席研究員

    やはりこういう戦略出すことになりますかね。。。来週の水素燃料電池戦略協議会が書面審議になったと連絡が来て、何かしら出るのかなと思ってましたが。

    まず一般の方に向けて水素とは何か、から。
    私たちの使っているエネルギーには、大きく1次エネルギーと2次エネルギーといわれるものがあります。1次は自然界から得られた変換加工しないエネルギー(イメージしやすいのは石炭とか石油とか)で、2次は加工して作ったものを言います。この2次エネルギーの代表が電気、あるいは水素です。
    電気も水素も何かから作らねばなりません。水素は地球上に大量にあるといわれるのですが、それを使えるように抽出するには莫大なエネルギーを食います。ただ、作り方によってはCO2を出さずに作ることが可能です。
    水素をクリーンに作るには、水を電気分解する訳ですが、その電気を石炭で発電しては意味がない。再生可能エネルギーあるいは原子力など、CO2を出さない発電が破壊的に安くなってくれないといけません。要は、安い電気のポテンシャルがどれだけあるかが最初の一歩なのです。
    今後、水素や電気といった2次エネルギーを活用する方向ではあるものの、当面の温暖化対策のセオリーは電気の活用です。電気は既に送配電線という「配るインフラ」が面的に整備されていることも大きい(水素はステーションやパイプラインにも投資が必要。しかも高圧ガス保安)。
    徹底的に、需要の電化と電源の低炭素化の同時進行を進めるというのが国際的にもセオリーで、一部、電化では難しいところ(例えば産業用で100度以上の熱を作るなど)を水素で・・という感じですね。もちろんいろいろな技術的な得意・不得意がありますから、それだけではないですが、少なくとも2030年に水素が主力になるというより、補完的な存在かと。
    いずれにしてもコストです。水素は安倍前政権の時から非常に政策的に後押しをされていますが、国が明確な方針を立てれば安くなるというような簡単なものでもありません。水素ステーションなどは1か所5億円といわれていたものが、規制緩和もあって3億円弱には下がってきましたが、それでもガソリンスタンド1か所1億円の3倍です。日本の国民、産業界が負える範囲のコストに下げることが必須。

    追記:「再エネの電気が安くなることが大前提」と書きましたが、原子力やCCS付火力でも理屈は同様なので、微修正。


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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    これまでの政府による表明は「2050年までにCO2排出実質ゼロ」→「ガソリン車の販売を30年代半ばから禁止」→「2030年に水素を国内電力の1割分に」という順番ですが、これらを実現するためのエネルギーミックスに関する説明が不足しています。
    次世代自動車も水素も、電源をクリーンなものにしなければ真に脱炭素に寄与するとはいえません。変革のためには国民負担の増加やプレイヤーチェンジの痛みが伴うことに理解が必要ですが、はっきりと表明することが難しいために外堀からまずは埋め立てているようなイメージと感じます。


  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    こりゃビッくらポンだな(くら寿司行き過ぎ)。

    Watsonさん、エネルギーアナリスト爆増wwですね

    二次エネルギーの水素利用量自体を国家目標化すると、相当歪みが出そう。それは業界目標値であって、国のKPIそこじゃない。国の役割として規制緩和はいいとして、経済合理性で自然に導入されるべき。
    無駄プロジェクト量産待ったなし。ため息。

    水素を使う事自体では二酸化炭素排出量は減らせません。
    日本で現在利用されている水素の殆どすべては天然ガス由来のものです。

    ならば再エネから水素を作ればいい(または石炭から水素を作ってCO2を埋めて輸入)という事になりますが、その場合はその元の再エネをそのまま使う場合よりエネルギー損失(5-8割くらい)が起きるので、その損失を上回る社会便益が必要になります。

    しかし、例えばEVに対するFCVの良さは航続距離とチャージ時間とされていますが、大容量バッテリーの超急速充電が実現してしまうと、その意義は殆ど失われてしまいます。

    現在、脱炭素の為の水素の真価が発揮されると考えられているのは、再生可能エネルギーとエネルギー需要の長期的な需給ギャップを調整することですが、その為には再生可能エネルギー{+原発)が需要の100%近くか100%以上になっている必要があり、それまでの過度な水素導入は社会コストにしかならないと思います。そして、その頃には水素の必要性は殆どなくなっているのではと私は推測しています。

    従って、自然に任せ(やりたい人には挑戦する自由がある)、あまり無茶に税金使って進める段階ではないというのが、私の考えです。


    2050年カーボンニュートラルのやり方なら教えてあげるから、あまり無駄な事に税金突っ込まないで欲しいと願っておきますが。せいぜいメリットがあるとすれば、本気の素振りを見せておいて、真似をする日本以外の国に技術を輸出したり、損失を大きくさせて、相対的に競争力を得る事くらいでしょう。それもまた、世界から見ればただの損失でしかありませんが。

    これが既存権力による民主的な社会意思決定の帰結ですね。おそろしや。

    所詮この世は夢まぼろし。
    ただし夢をみるにもカネはかかります。
    「吾郎ちゃん、山程夢みせてもろうてん。時間もカネも惜しい事あるかいな」ってやつ
    33:48
    https://youtu.be/V2RDTolQNeo


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