スバル「レヴォーグ」が受賞＝日本カー・オブ・ザ・イヤー
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試乗会での感想だが、やはりSUBARUならではの安心・安全が印象的。ハンズオフ（追記：正確にはハンドルには手を添える）でのレーンチェンジ走行も不思議なほど安心感がある。エンジニアが全員テストドライバーを兼務するという筋金入り開発集団の成果だろう。
あんまりみんな言わないですが、初代レガシィ以来の大改変を実施してます。
ずっと共通だったエンジンのボアピッチを変更して短くした。
コレによりフロントヘビーかつ前上り高重心設置な水平対向エンジン搭載位置を内側へ引っ込めた。
ロングストローク化によるエンジン幅拡大は、オフセットさせて回避。
等長等爆エキマニもやめて直下にターボを付ける事で熱損失を極力排除。
フロントサスは車輪側に伸ばしてストラット下側を車輪内に持っていき、キングピンオフセットを最小に。
めちゃくちゃ真面目で正攻法。
すごいクルマですよ。
〈追記〉
レヴォーグの4WDシステムについてあんまり話に上がらないが、アクティブトルクスプリット4WD(ACT-4)なんですよね。
先代レヴォーグの2L用VTDは廃止。WRX系MTで採用のDCCDも無し。ビスカスLSD付きセンターデフ搭載車も無し。
コレらセンターデフ付き4WDは全て消える。
つまり長年4種類あったスバルの4WDシステムで、高コストなセンターデフ付き3種類は無くなり、ACT-4に一本化されましたね。試乗してみましたが、自分好みのドライブモードを選択するとサスペンションやハンドリングの重さまで変わる楽しさ、カーブをピタっと吸い付くように走る感触、物理ボタンを減らしてナビ画面で詳細に設定できること、異常があったときにボタン一つでサポートセンターにつながる安心など、アイサイトXは二車線以上の高速道路限定のため未体験ですが、走り好きから日常使いまで幅広いニーズを満たすいい車だなと感じました。
