漁業権の扱いと共に最後の論点となっているFTAの下での「公正な競争関係の維持」に関しては、EU側の疑心暗鬼が根強いように見えます。 ジョンソン首相が新たな英国の統合強化を目指した、いわゆる「internal market bill」をここに至って三たび議会の採決に持ち込む姿勢を見せていることも、そうした疑念に拍車をかけています。 この点に関しては、双方が意見を変えるというよりも、公正な競争が損なわれた場合に関する判定のメカニズムと、効率的な報復の権利の留保と言った方向での解決が現実的であるように見えます。
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