尾身氏「人の動き減らす必要」 GoTo運用見直し言及
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GoToトラベルと感染拡大の関係性は不明で、実際の感染者の中で経路がわかっている方々は家庭内や施設内感染が多いという事実ではありました。
査読前のpreprintですが、津川先生の研究チームがGoToとコロナ感染リスクの関連性を示唆する論文を発表しています
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.12.03.20243352v2
日本語解説は津川先生の「医療政策学×医療経済学」をご覧下さい。
https://healthpolicyhealthecon.com/2020/12/06/go-to-travel-and-covid19/
(大切なのは結論を単純に受け入れることではなくて、limitationも読んでいただくことかと)
高齢者の旅行だけを控えてもらっても感染拡大抑制は難しいだろうことは想像に難くないところですが。いずれにせよこうしたデータからの検討は重要になります。
今回の尾身先生の発言は、今までと大きく違わない医療を提供できるラインを守るのであれば、現在の流行をこのくらいで抑えないといけないギリギリのラインだというメッセージだと思います。
コロナに全振りすれば今以上のコロナ対応はできるかもしれませんが、脳梗塞や心筋梗塞の対応が遅れるのは望ましくありません。やはり感染を抑制する対応が必要です。
経済との両立は世界中で模索しているところでもありますし、私もそれを否定する立場でないことは付け加えておきます。高齢者が5km街中を歩くのと、新幹線に乗って東京から大阪に行くことに、感染拡大の違いがどうあるのか、合理的な説明が欲しいのです。人は、遠くに移動するよりも、近くで移動する方が圧倒的に多くて、その圧倒的大多数の近くでの移動に対して、何某かの制限をかける方が、合理的なのではないの? 県境とか、全く関係ないでしょう。
専門家のいうことはいきなりHowが取り上げられてしまうことが多く、問題はHowじゃなくてWhatである。Go to トラベルを中止するというHowを聴いて意見を否定するのではなく、Whatを確認することで政策や状況を評価し、自分の行動を自分で律したい。加えてこういうのはみんな自分に都合のいい、信じたい話を信じてしまうのだと思うが、何が起きているか具体的に状況を知ってから考えた方がいいとも思っている。
実際に最前線で働いている友人たちの危機感はすごい。例えば検査会社をやっている友人は2-3週間前から忙しくてとんでもないことになっている。寝てますか?って感じ。
感染症を大規模に扱っている病院で働いている友人曰く、感染症に慣れているお医者様はそれでもそんなにいないのだとのこと。なのでこの病院ですらそろそろ別の科のお医者様が動員されるそう。まずは小児科。小児科は感染症を扱うし、対象が大人だけど他の科のお医者様が動くよりマシだからだそうです。
医者の世界は専門が違えばスキルとナレッジが全然違う。整形外科と感染症内科なんてホント違う。いわば、バイオリニストにいきなりピアノ弾けとか無理だし、経理担当者ににいきなり広報を任せられないみたいなもんで、医者なら誰でも良いものではない。広報の人出が足りないからとりあえずマーケも広報やってちょうだい的な事態なわけだよな、と。
エクモなんて普通は滅多に使わないすんごい機械なんだそうだ。回すには色々なコツがいって、熟練するにも時間がかかる。それにそうやって熟練した人が本当だったら一台にできたら二人ついて24時間監視体制を取らないと使えない機械なのに、今は史上かつてない台数が稼働していて、一人一台で回しているそう。
何が怖いってそうやってリソースが取られる事で、他の病気の治療にも遅れが出ること。慢性病の患者は放っておかれることになるし、その間に色々進行してしまった友人もいる。
ヒタヒタと波が来ていることは感じる。ワクチンができて光明も見えてきた。もうちょっとなので、無駄な外出をなるべく防ぐなど出来ることはやらなくてはいけないと思っています。