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中国主席「貧困脱却達成」を宣言 共産党主導の国家発展誇示

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国共産党は、中国国内では全てに超越する存在で、全能で常に正しくなければなりません。そうでなければ、共産党の独裁を正当化することができないからです。そのため、中国共産党は、宣言したことが「できなかった」とは言えません。「貧困脱却」は習近平氏自身が2020年に達成すると言ったのですから、例えどのような状態であっても「達成された」とされるのです。
    現在の中国では、年収6万円で生活することは厳しいでしょう。この6万円は、農業従事者一人当たりの平均年収を国家の収入標準としたものです。中国では都市部と農村部の経済格差は驚くほど大きく、農業従事者の平均年収を超えたら貧困脱却だとするのは、現実を反映しているとは思えません。
    今年3月には、すでに、一部の地域では一カ月か二カ月の前後はあるものの、今年度中あるいは来年初頭には貧困脱却を達成すると言ってします。貧困者が多く、達成が難しいとされる地域でも、無理やりにでも貧困脱却を達成したと言わざるを得ない状況が作られていたのです。
    問題は、貧困を脱却したと思えない人たちの存在です。統計はありませんが、少なくない中国国民が「貧困脱却達成」に違和感を覚えるでしょう。それでも、貧困層の多くは発言の術すらありません。ただ、そうした人たちの不満が国内に広がれば、中国共産党が最も恐れる事態になります。暴動から革命へと拡大することです。
    中国共産党は、自らが暴力的な革命によって政権をとったのですから、自分たちも同様の手段で倒されることをとても怖がっています。「貧困脱却達成」は宣言しなければならなかったのだとしても、貧困層の不満を緩和するための活動は引き続き行われなければならないでしょう。


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