進化するドラッグストアの「食品売り場」 コロナ禍でも売上堅調な背景は(池田恵里)
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今や食品メーカーにとって、ドラッグストアはなくてはならない販路と言えるでしょう。大型店に行くと、もはや「ついで買い」の範疇を超えたレベルの食品の品揃えです。
以前から、薬・化粧品の販売をメインとするドラッグストアにおける食品の品揃えは重視されてきました。なぜなら、生鮮食品を度外視すれば、これほど生活に密接に関わる売り場はないわけですね。いち生活者として眺めても、非常に多くのニーズを満たせます。結果、足を運ぶ機会も増える、一度にいろいろ買うので客単価も上がる、で業績も伸びます。
そして、もう一つは、ドラッグストア独自の収益構造により、食品を低価格で提供できます。これは、薬の利益率が高いから可能になることで、スーパーは簡単に真似できません。これもドラッグストアにおける食品の売上が上がる要因の一つでもあるでしょう。
コロナ禍により、その利点はより発揮されたと言えるでしょう。まだまだこれからです。「意外と品揃えあって安い」ではスーパーの代替です。もっと「ドラッグストアの食品は健康にいい」となるべき。例えば白米は扱わず玄米のみ扱うなど。セルフメディケーションの担い手として「健康的な食提案」は切っても切れない。低糖質食品の隣で砂糖小麦粉まみれのスイーツがあるのは、段々と筋が通らなくなってくる。スーパーは難しいがドラッグストアならできると思います