「GoToトラベル」6月末まで延長へ…割引率は段階的に縮小
コメント
選択しているユーザー
提案)
延長ではなく、中止とコロナ感染拡大フェーズを超えてからの再開とした方が良いかと思います。勿論中止により旅行業、観光業は大打撃を受けますが早期収束を考えるのであれば中途半端な政策はやめるべき。感染拡大地域や高齢者の自粛等、公金が使われている施策にもかかわらず公平性が担保されていない状況で国民の不満を増長するだけかと
意見)
延長する場合の財源はきちんと公表してほしい。こういった「ポピュリズム」に則った施策は得てして財源が不明瞭です。施策と財源はセットでお願いしたいところです
注目のコメント
GoToトラベルの6月末までの延長は非常に業界にとってはありがたいですね。国内旅行市場は、1年を通じて、繁閑が激しくてそこに業界は苦しんでいます。そこを和らげてくれるのがインバウンド需要でしたが、今はここはゼロです。
そのため、夏の繁忙期まで、需要を底上げしてくれるGOTOの存在は重要です。
欲張るなら、段階的縮小とはいっても、業界にとって、地獄の閑散期であるGW終了後~梅雨明けまで、は割引率が高いのが望ましいです。(そして、むしろGWは割引除外するとか)
国内旅行市場の繁閑はこんな感じです。
3月後半は春めいてきた気候への期待と学校の春休みで例年、旅行市場は少し盛り上がります。4月、桜も咲き良い季節ですが、会社も新社会人、学校も新入生を迎え、ONモード全開でスタートするため旅行は閑散期に突入します。日本人はまず動きません。
この時期、清明節という連休が中華圏(中国、台湾、香港)ではありますので、ここが動いたり、香港は「イースター休暇」も期待でき、タイは「ソンクラーン」という休暇があります。(水かけ祭りの時期)
2021年春は、インバウンドは、まだそこまで期待できないとなると、4月は閑散期です。
そして業界待望のGW。ここは日本人も、インバウンドも動く時期です。実は中華圏でも、GWみたいな休暇が同じ時期にあります。気候も安定して行楽日和です。
GWが終わると、梅雨明けまでは地獄の閑散期、再びです。
5月中旬から6月上旬は若葉薫る、素敵な季節ですが、とにかく国内旅行市場は動きません。かつては、ここを団体旅行が埋めました。バスを貸し切っての学校の修学旅行などもこの時期に動きます。しかし、2021年はどうなるか不透明ですね。
梅雨がはじまると、日本全国的に旅行市場は「しーん、、」という感じです。6月は祝日も1日もありません。唯一、沖縄だけは早めに梅雨明けするので、客足が戻り始めます。
こうなると、もう宿泊施設は、夏休み需要に向けて粛々と準備の時期という感じです。
7月になってくると、夏への期待、海の日3連休に向けて、予約が盛り上がってきます。
毎年、こんな感じです。(;'∀')つまり、6月末まで、耐え忍ぶことが、観光業界にとって大切なんですよね。
で、もし東京オリンピックが開催できるならば、7月8月がオリンピック一色になる、、、のかな??これだけ大々的にやったGO TO トラベルを突然止めたら、補助に慣れた日本人の反動落ちは必至です。それを乗り越えるには、落ちるであろう日本人の旅行需要をGO TOと無関係のインバウンド需要の戻りに置き換えて行くしかありません。来夏になればそれなりにワクチンが行き渡って訪日外国人が戻る期待が持てますし、オリンピックもやって来る。GO TO トラベルを6月まで延長するのもオリンピックの開催に熱心なのも、そんな事情が背景にあるんじゃないのかな (^^;
元政府職員として、発信できる政策が少ない時にこういう目玉に頼りたい(何もしてないと批判されないように)気持ちは十分に分かります。
延長の是非は置いておいて、公金の無駄遣いを避けるという観点では、Go to Travelの当初予算である1.1兆円の未消化分の繰越しであればまだ許容できると思いますが、有事の際は予算管理が甘くなるので間違ってもどさくさ紛れに追加の補正予算を組む、ということのないよう8日の追加の経済対策に対するメディア、国民のチェックが大切です。