『<脳と文明>の暗号 言語と音楽、驚異の起源』文化と人間の「共進化」 文庫解説 by 伊藤 亜紗
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これは面白そうですね、、、
tellとsellの話しだけでも読みたくなりました。
「たとえば、tell とsell。これらが韻を踏んでいると感じられるのは、その音が、同じ物体が立てる二つの異なる音に対応しているような印象を受けるからではないか、とチャンギージーは言う。最初に無声の破裂音が来るtell は、物体が何かにぶつかってその音が共鳴して鳴っている感じ。対して無声の摩擦音が来るsellは、同じその物体が何かの上をすべってその音がやはり共鳴して鳴っている感じ。録音した音を逆再生すると不自然に感じられるのは、「鳴ってからぶつかる」のような自然界ではありえない物理現象に対応した音になってしまうからだそうだ。」
日本語の音にと一つ一つ意味があると言いますが、言葉、音は本当に奥深く興味深いです。
この辺りから新しい音楽の価値が生まれてくる気もします。