フォード初となる電気自動車の生産をメキシコ州で開始(メキシコ)

コメント

注目のコメント

• 竹下 幸治郎

  （ホルへ・タケシ）拓殖大学 国際学部 教授

  ・2020年12月02日

  【マイピック】テスラばかりがマスメディアでは注目されがちですが、既存メーカーの戦略として、また、USMCA（旧NAFTA)という自由貿易の枠組みにおける米国メーカーの戦略としても押さえておきたいニュース。
  
  メキシコではSUVタイプのEVを、そしてミズーリやミシガンでは商用バンのEVを生産するという戦略のようですね。
  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66072990R11C20A1000000
  
  そしてSUVタイプのものはグローバル戦略モデルとのこと。メキシコが太平洋、大西洋双方に積み出し港を持ち、かつEUはじめ主要国とFTAや経済補完協定（南米諸国との地域貿易協定名）を有しているということは重要なポイントですね。
  
  また本題とは異なりますが、興味深いのは、テスラのEVの部品も2割はメキシコ産とのこと。具体的にどのあたりの部品かは本記事では分かりませんが、いずれにせよ、EVにおけるサプライチェーンにおいて、メキシコは今後も重要な位置を占め続けるだろうという点は押さえておきたい。