中国、モバイルアプリの個人情報収集で規制案公表
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これは爆弾になりそう。
地図アプリ、ブラウザ、カメラなど、よくあるアプリジャンル38種類を指定し、それぞれのアプリで必要な取得情報を指定した、ホワイトリスト式の規制。
もしこのまま導入されて、かつ厳格に運用されたら、中国のデータエコノミーはかなりの再構築が必要になるのでは。
https://m.chinanews.com/wap/detail/zw/gn/2020/12-01/9352052.shtmlEUのGDPR、米国のGAFA規制そして中国、それぞれ成り立ち、文脈、バックグラウンドは異なれど最終的には似たようなところに収斂するのが人類、といったところだろうと思う。
問題は民間はさることながら国家がどこまで個人情報を取得・管理するのか。警察がサングラスで犯罪履歴識別をしている国、香港をいとも簡単に鎮圧し言論封じ込めてしまった国。
またこれは個人保護というよりメガ化したアリババ・テンセント2強とそれに次ぐバイトダンスらデータプレイヤー巨人たちのコントロール強化という側面も強いだろう。
ともかく手法として中国でパブコメというのはなんともおもしろい。欧米では強すぎるデジタルサービス企業vs国家の構図になっているが、中国ではそんな対立構造にはならない。強くなり過ぎたら一方的に規制されるのみ。先日のアントやジャックマーを見れば明らか。
トランプのような大統領でも選挙で引き摺り下ろすことができるかもしれないが、中国の場合は革命を起こすしかない。
ではどちらが国民のためになるか?グローバルの競争に勝てるか?と言われれば(声をあげられない恐怖はもちろんあるが)共産党や習近平の運営次第。優秀な専制君主の国とポピュリストの支配する民主主義とどちらが良いのか。
銀河英雄伝説で悩んだ末にヤン・ウェンリーは「民主主義の方がマシだ」と消極的に選択しました。イギリスのチャーチルも「民主主義は最悪の制度だが、今までのどの政治制度よりマシだ」と言っています。ほんと同感です