ロシアが北方領土に防空ミサイル配備か 対艦に続き戦力増強
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ロシア国防省系のテレビ局「ズヴェズダ」が配信した映像を見るに、配備地点は択捉島のようです。択捉島の中部にあるブレヴェストニク飛行場の脇には用途不明のミサイル陣地のようなものが建設されていましたが、映像からはここにS-300V4が配備されたことが伺われます。
また、視察に訪れたジトコ東部軍管区司令官は、この部隊が新たに編成されたものであると述べており、どこか他からミサイル部隊を転用してきた訳ではないようです。
いずれにしてもロシアは着々と北方領土の軍事力近代化を図っているわけですが、これは対日交渉カードという政治的側面と、より個別的な軍事的側面に分けて考える必要があるでしょう。
前者については安倍政権との交渉があったのでしばらく大人しくしていましたが、ここに来て菅政権が成立したことが何らかの影響を及ぼしておると思われます。
後者については、ロシアは北極海からオホーツク海に掛けての防衛体制強化をこの10年ほど重視しており、北方領土はその一部と位置付けられます。今後は中千島でも何らかの軍事力配備が始まるかもしれません。