明治安田、内部留保を個人に還元 生保で初、年100億円を配当に
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これ意味わかんない人も多いと思いますが、相互会社という組織ならではのお話です。相互会社では保険契約者が社員、すなわち会社のオーナーとなります。
株式会社が株主に利益を還元するのと同じように、相互会社では社員である契約者に利益を還元することがあります。ですので、単純に顧客サービスでお金を返しているのとは意味合いが違うんだということを理解しないとニュースを読み違えることになります。年間2~3千億円の利益を上げ5000億円近い剰余金を持つ明治安田生命保険相互会社。「10年ごと」に「内部留保の一部」の100億円を還元してもさしたるインパクトはなさそうです。310万件が対象なら1件当たり3000円かそこらのことですし、どういう狙いかあるものかが知りたいな・・・
保険会社は株式会社であっても良いわけですが、株式会社に移行した第一生命保険は別にして、日本の伝統的な大手は相互会社の形を守っています。保険契約者が社員の相互会社の商品は、契約者に余剰金を配当として払う有配当保険です。株式会社になれば、配当を出さないかわりに保険料を安くする無配当の保険の販売が可能で、保険料の引き下げに繋がります。株式会社なら株主が利益の分配を求めて会社に圧力を掛けますが、ものすごい数の社員がいる相互会社だと、実際問題としてそういうことは起き難い。100億円程度還元することで、相互会社のかたちを守りつつ責任を果たそうということなのでしょうか (・・?
続報を待ちたく思います (・・;