東証、11月上げ幅は歴代3位 3456円、実体経済と差
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日経平均株価指数の、月間騰落は+3,456.49円。内訳をみると、上位下位でこんな具合。
1 ファーストリテイリング
2 東京エレクトロン
3 エムスリー
4 ダイキン工業
5 ファナック
221 明治ホールディングス
222 ヤマトホールディングス
223 トレンドマイクロ
224 アルプスアルパイン
225 エーザイ
月間騰落率のきりくちから、整理しなおしますとこういった具合。
1 フジクラ
2 ジーエス・ユアサ コーポレーション
3 エムスリー
4 ヤマハ発動機
5 日産自動車
221 東洋紡
222 沖電気工業
223 Zホールディングス
224 長谷工コーポレーション
225 アルプスアルパイン
切り取る観点によっては、印象も異なってくると思います。さらに構成からみてみますと、指数を構成する225銘柄のうち、月間騰落率プラスは199、マイナスが24、変わらずが2でした。11月をプラスで終えた銘柄が多く含まれていたことが分かります。
内外政治経済に大きめのイベントを消化しつつ、この指数は、総じて強い一カ月だったといえようかと思います。
※ブルームバーグより作成東証と書かれているがこれはNikkei225の話です。マーケット全体でいえば「バリュー株かグロース株か」という議論が続いているようです。ざっくりしたイメージでは、Nikkei225といえばバリュー株、そしてマザーズといえばグロース株です。
新型コロナウィルス対策のワクチンが実用化へ前進しているというニュースを受ければ、経済活動が再開されて経済全体の影響を大きく受ける大企業が多くいるバリュー株が優位となります。
一方、足元の第3波のような感染拡大が意識されると一転、経済環境に影響されず市場を切り開くグロース株が優位になります。
「実体経済と差」というものの、市場は馬鹿ではありません。株価とは未来を織り込むものです。そこで、経済環境と新型コロナウイルスの関係を注視しているにすぎず、感染拡大の抑制に期待するのであれば、実体経済がむしろ追ってくるのでしょう。
日々、感染拡大それとも抑制、どっちなんだ?!という一進一退を繰り返しながら、コロナショック後に向けては調整がなされていくのでしょうか。岩谷さんの月単位での振り返り、ぜひ見ていただきたい!
色々な切り口からどうやって動いたのか、ニュースや期待値などを見ながら、市場がどういうことを考えたり企業の実態とのバランスなどを見る。
日経平均については、構成比や日々の寄与度が下記で見れる。ソフトバンクGが構成比が大きいが月間寄与の上位5位に入っていない。あとはエムスリーが気づいたら構成比で6番目に上がっているのが印書津駅(今月の寄与度・騰落率でどちらも3位)。
https://nikkei225jp.com/nikkei/