長期の宇宙滞在による健康問題、ミトコンドリアの変化が引き金との研究結果
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人間が宇宙に長期滞在する場合の健康への影響は重要な問題。
これまでも健康上の問題の観測、分析はずっと行われてきたが、課題の性質上、サンプル数がそもそも少ない(宇宙空間に長期間滞在する事例が少ない)ので研究には時間がかかる。
国際宇宙ステーション退役後も研究を継続する手段を残しておくことが大切だ。宇宙滞在中のミトコンドリア活性の変化については,2004年に徳島大のグループから報告されています。今回の研究は宇宙滞在中のさまざまな変化がミトコンドリア活性の変化をハブとして生じていることを示したものになります。
また,ミトコンドリア活性には酸化ストレスが影響していることが示されたことから,原著では宇宙滞在中の酸化ストレスが滞在者の健康に与える影響を評価する必要があると述べています。
Jaxaのコラムを見ると,宇宙滞在中の酸化ストレスの増加の一因に太陽放射やガンマ線などを挙げていることから,これらのことが健康問題に影響しているのかもしれませんね。