米株はナスダック最高値、年末商戦が本格スタート
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今週一週間分まとめて振り返ると、S&P500種+2.27%。記事にも記載のあるS&P主要セクター上位下位は、こんなパフォーマンスでした。
1 S&P500 エネルギー +8.51%
2 S&P500 金融 +4.60%
3 S&P500 一般消費財・サービス +2.96%
4 S&P500コミュニケーション・サービス +2.73%
8 S&P500 生活必需品 +0.59%
9 S&P500 ヘルスケア +0.51%
10 S&P500 公益事業 +0.24%
11 S&P500 不動産 -0.37%
上位に景気敏感業種が散見されます。中身をほりさげると、指数構成506社のうち、プラス405、マイナス99、変わらず2。上位下位顔ぶれはこのようでした。
1 カーニバル +24.24%
2 オキシデンタル・ペトロリアム +22.76%
3 アパッチ +21.68%
4 アメリカン航空グループ +19.55%
5 ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス +18.46%
502 ベストバイ -5.46%
503 キャタレント -5.74%
504 ホーメルフーズ -5.84%
505 バイオ・ラッド・ラボラトリーズ -6.12%
506 ギャップ -10.75%
総じて週を通じて、サイズは小さい順(S&P 500種<S&P 中型株400種<S&P 小型株600種)、バリュー強め(S&P500グロース指数<S&P500バリュー指数)。マーケットインパクトあるイベントを、比較的多めに消化した週だったと思います。
※ブルームバーグをもとに作成。データは取得時点。米国株式相場は小幅反発。ダウ工業株30種平均は前営業日終値比37.90ドル高の2万9910.37ドルで終了し、ナスダック総合指数は史上高値を更新し、111.45ポイント高の1万2205.85で終了。今週はダウが2.3%、ナスダックは約3%上昇しました。
感謝祭翌日の昨日は半日取引。市場では積極的な取引は控えられ、ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比4億5525万株減の5億5269万株でした。
トランプ大統領は26日、12月14日に州で選出された選挙人による正式な投票を行い、バイデン次期大統領の勝利が正式に決まれば、ホワイトハウスを去る意向を示しました。政権交代に伴う混乱への懸念が後退し、市場からは権力移転が進むとの期待に繋がったことと、保護主義的な通商政策がバイデン新政権下で転換するとの思惑が昨日の相場を支えてました。
昨日、VIX指数は2月以来初めてザラ場で20%割れを記録しました。一時は80%を超えてパニック的領域に達しましたが、漸く平常時のレベルに回帰しました。
11月に入り、欧米の製薬会社から有望な新型コロナウイルスのワクチン臨床試験(治験)結果の公表が相次ぎ、早期実用化・普及への期待から大幅に出遅れていたバリュー株は上昇しました。また、新型コロナ感染が再拡大する中、影響を受けにくいとされるグロース株であるIT企業株にも買いが集まりました。
現在、世界的に感染者増に歯止めがかからない状況が続いていますが、来年以降、景気回復が加速するとの楽観的なムードが市場を席巻しています。
そうは言っても、やはり今後は徐々に「リアリティーチェック」に重きが置かれるのではないかと思われます。市場では、本格化した年末商戦や好調なインターネット通販への期待が高まっていますが果たしてその行方はどうなるのかが見ものです。その前に、回復が遅延している雇用統計の発表が来週金曜日にあり、ブルモードの相場にとっての懸念材料になるのではないかと思われます。スノーフレーク筆頭にSaaSの主要銘柄が大きく上げた。ナスダック100指数に今年7月に組み入れられたばかりのモデルナも更に急騰。新陳代謝激しくバイオヘルスケアなど次のイノベーションの核を担いそうな銘柄が自然と入ってくるのもナスダック主要指数の魅力 #米株