竹中平蔵氏が提案のベーシックインカムが少子化対策になる理由
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竹中さんは改革推進を実行していく方なので、どうしても炎上しがちですが、このベーシックインカムは現実的策だと思います。ベストではなくてもベター策かと。(ベストかどうかは結果論ですし、そもそもベストなどないでしょうし。)
本記事でもあるように、7万円によって、完全な生活ではなくとも、一定の自由が得られることは間違いなく、人生の選択肢は確実に広がりますね。
注目のコメント
子どもが5人いれば7人家族で月49万円の収入になるから、少子化対策になるだろう?ならないよ。もし月7万円の金ほしさに子を産むような親がいるならそれは子どもが不幸だ(金と子どもはトレードオフにはならない)。
今回のコロナの10万円給付金でわかったけど、BIはダメだね。竹中氏が言っているのは、月7万円の支払いによる国民の奴隷化だと思うんだが?記事の内容には共感できなかったのですが、良し悪しは別にして、これから先の社会ではベーシックインカムについての議論が始まると感じています。
で、元祖ベーシックインカム(BI)を日本で導入した場合を考えた時、『BIの所得を受けても生活できない人の対応』が気になります。
■寄付制度やボランティアなどの相互扶助の仕組みが少ない中で自己責任を増やすと、社会は不安定になり自殺や治安悪化や犯罪が増えるリスクは高まるが、それを国民は許容できるのか?
■医療費がかかる人ほど就労困難な状況が生活保護制度の現状でも浮き彫りになっているが、それも自己責任に当たるのか?そうすると、先天的障がいや難病も自己責任???
ちなみに、日本の生活保護者の45.5%は65歳以上の高齢者で、生活保護費の約半分は医療扶助です。
仮に月10万円の受給を受けても、医療費を支払えない彼らは死にます。
また、介護保険を利用することで、親の介護をしつつ就労していた人は、残念ながら離職せざるを得ないでしょう。
…と、上記は元祖ベーシックインカムについての疑問を書きましたが、ベーシックインカムと言っても手法については多様であり、受給金額含めて一概に賛成反対と言えるものではなく、だからこそ、複雑な社会を理解した上で時間はかかってもしっかりと議論されることが大切だと感じています。そして、その際に忘れてはいけない視点が『ベーシックインカム自体は強者理論である』ということです。
だからこそ、議論する際に『どこまで社会的立ち位置が弱者な人を想像しながらデザインできるか?』が問われると感じています。
【厚労省作成資料:生活保護制度の現状について】
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf
追記)誤字を直しました。社会主義国が労働者の低賃金を武器に国際資本主義マーケットに参加してきてる以上、資本主義国家側も何らかの対抗策が必要で、
どうやって最低賃金を撤廃し、安い労働力を確保するのかという命題に対して「好きな仕事なんだから安くてもいいっしょ?BIもあるんだし」という解決策を導き出したとしたら、恐ろしくない?
まぁ、気持ちは理解できるんだけど。。