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中国は、バイデン政権のアジア政策や安全保障政策が固まる前に、日本や韓国に働きかけを始めたのだと言えます。
北朝鮮との関係改善が行き詰まっている韓国は、中国の関与を求め、経済的にも中国との関係をより深めようとするでしょう。
日本は中国との関係を慎重に考える必要があります。バイデン政権のアジア政策、対中政策によっては、中国にとっての日本の重要性が下がる可能性もあるからです。
中国は、米国の政治の空白を利用して、出来る限り、中国にとって有利な環境を創り出そうとしています。日本は、バイデン政権に早期に働きかけ、日本の国益にかなう政策が策定されるように協議する必要があります。
中国外相の日本と韓国の訪問で、図らずも日中関係と中韓関係の根本的違いが鮮明になった。中国と韓国は「戦略的パートナー」として協力すべき関係であると中国も韓国も考えている。いままで通りの関係を続けることを確認した。コロアウイルス克服、先端技術分野での中韓協力をさらに発展させることで一致した。中国との緊密な経済協力を抜きにして韓国経済は成り立たないことを踏まえた中韓外相会談だった。
しかし、日本と中国は日中が「戦略的パートナー」にはなり得ないことを知っている。バイデン政権発足のあとは、日米同盟を強化することで日本の外交力アップを期待する菅政権と中国はすれ違いのケースが増えるだろう。楽観してはいけない。バイデン政権が米中関係を修復してゆくとき、日本はハシゴを外されて終わるという展開になる。日本にいま必要なのは戦略的叡知なのだけど・・・。