米Amazon Web Services(AWS)の米バージニア州北部のデータセンターで、11月25日午前10時ごろ(米国太平洋標準時)から障害が発生している。この影響で、データ分析サービス「Amazon Kinesis」、クラウド型CDNサービス「Amazon CloudFront」などが正常に動作しない状況が続いている。
障害の影響で、日本でも25日夜ごろ(日本時間)から、スマートリモコン「Nature Remo」、家電をスマート化するIoTデバイス「SwitchBot」など、AWSに接続するスマート家電向けデバイスで不具合が発生。Twitter上では「電気を消せなくなった」「家電を操作できない」などの報告が相次いでいる。
AWSのステータスページによると、北米のリージョンでは、上記に加えてAWSの監視ツール「Amazon CloudWatch」、アプリケーション間のデータを接続するサービス「Amazon EventBridge」、IoTデバイスをAWSに接続するサービス「AWS IoT Core」なども正常に動作していない。
欧州、アジア太平洋、アフリカ、中東のリージョンで不具合が起きているのは「Amazon CloudFront」のみとしている。
だがAWSによれば「障害の影響でステータスページの更新にも不具合が起きている」という。調査結果や復旧状況の報告に遅れが出る可能性もあり、同社は「解決に向けて努力を続けている」としている。
AWSは11月25日午後10時半(米国太平洋標準時)、不具合が生じていたサービスの多くが正常に戻り、残るサービスも段階的に復旧していると発表した。
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