日本のデジタル敗因 IT人材がベンダーに偏りすぎ
日本経済新聞
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注目のコメント
はい、長年IT業界でお仕事している立場として断言しますが、「全くその通り」です。
言ってしまえば、ITベンダーに依存しすぎて、ITベンダーの言うがままになっている企業はたくさん、たくさんあります。ほとんどの企業のシステム部は、ITベンダの発注を管理することだけの役割で、自社のビジネス戦略に沿ったシステムが何か、またどう設計するかはITベンダがご提案して差し上げるという構図です。
その結果として、ベンダお仕着せの提案(自社の製品を巧妙に売りつける)を受け入れると言った悲劇になります。
では、一般企業がITベンダのノウハウ、開発力、製品の目利き力を超える力をつけることができるかと言うと、これまでの常識ではそれは無理でしたが、これからは不可能ではなくなってきていると感じます。
なぜかと言うと、昨今はSaaS製品が充実化してきており、ネットショッピングを作りたいならShopifyやBASE、社内システムならマイクロソフトやCybozu、顧客管理ならSalesForceと、ほとんど開発しなくてもよい出来上がったサービスが台頭してきているからです。また、ノーコードやローコードといった、プログラミングを不要とする開発キットもたくさんでてきています。IT人材数名から立ち上げていけば、社内システム程度であればITベンダーを使う必要がない時代になってきています。