東証大幅反発、638円高 米政権移行の不透明感和らぎ好感
共同通信
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今日注目したいのは、より広範な市場の動きを反映するはずのTOPIXが年初来高値を更新していること。出遅れが目立つバリュー株が水準を切り上げるような展開につながれば、しばらく堅調な株価推移が続くように思います。
といっても新たなウイルス禍が発生しないことが必要条件ですが。Easy Come, Easy Go かな?
とはいえ、ソフトバンクGの孫CEOが先週、ビルゲイツ氏などと一緒に出席したオンライン会合で、短期的にLehman-Like Crisis のリスク、どこか銀行1行がおかしくなってドミノ効果で世界に波及するリスクを強調して、来るべき時に備えて自社株買いの準備のためにキャッシュ化しているみたいなことを英語でスピーチしていたな。
大外れであることを祈りたいものだ。
見方を変えれば、そこまでインパクトがある悪材料でもない限り、容易には大幅調整モードにはならない基調の相場だということも言えるかもね。半年から1年先を見通したいマーケットが、ワクチン開発も順調で実体経済も戻って来ている今あえてリスクとして考えているのは、2023年後半まで利上げしないと言っているFRBの気持ちが変わること。
ワクチン開発と接種が思っているより順調に早く進んで、実体経済が思っているより早く回復してきて、2023年後半より前に利上げされる事がマーケットにとってのリスク要因。
とはいえ、この矛盾相場がバブルとして弾けるのか、軟着陸するのかの判断は、もうしばらく先になりそうです。