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【ドキュメント】ロンドン老舗テーラーの「DX戦略」

NewsPicks編集部
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    埼玉大学経済経営系大学院 准教授

    デジタル化に少しだけ取り組もう、という話で、あまり焦らない背景は賃料の問題があるということかと思いました。そして、そこから、日本の伝統工芸とサヴィル・ロウの違いをこの記事から考えています。
    例えば、ワインと日本酒で考えてみるとわかりやすいのですが、自分の学部ゼミで、あるチームが日本酒とワインはどうしてこんなに価格が違うのか、ということについて研究しています。
    そこからわかってきたことは、ワインは元々ヨーロッパの階級社会の中で、教養の格差を創り出し、再生産するための儀礼・装置として機能している、だから、知識体系が整備され、それを身につけることの価値が形成されている、ということです。美味しいかまずいか、というのは、実は純粋な味覚ではなく、「何が美味しいとされているかがわかるか」という社会的に構築されたものの中で決定されています。つまり、「あなたには、この味がわかりますか?」と問われる世界になっていて、しかも、そこには料理との組み合わせもあります。だから、そこに参入するためには、少しずつでも知識を身に着けなければならず、その憧れを生み出す仕組みになっています。だから高いのです。一方、日本酒の場合、そういったものがありません。だから、安い、だから、経営が厳しい。
    このように考えると、イギリスのサヴィル・ロウに北欧のファンドが投資しているというのも、この支配関係への従属的な貢献に過ぎません。単に機能でもなく、単にデザインでもない、もっと伝統に根ざした価値の構図だから、別に資本が何であろうと、そうした構図には従属関係しかないのです。
    こういう構図をいかに作れるか、ということが、いかに強靭な伝統の持続可能性を生み出すかをまざまざと伝えられた気がしています。


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    Kaori Nakano Co.,Ltd. イギリス文化を起点に、ダンディズム史、ファッション史、ラグジュアリー領域へと研究対象を広げている

    スーツの本場、ビスポークの総本山であるロンドンのサヴィルロウで、背に腹を変えられず進められているデジタル化。なんとロボットが採寸・仮縫いに行く。スーツの長い歴史においても革命的なできごとになる。その成果を見てみたい。

    サヴィルロウのDXもさることながら、この記事で衝撃を受けたのは、サヴィルロウの大半を所有しているのが、ノルウェーの1.1兆ドルの政府系ファンドであるということ。「このファンドが、400年近く前からサヴィルロウなどロンドン中心部の不動産を所有するポーレン・エステートの最大株主」って初めて知りました(不勉強でした)。だからこそ、老舗テーラーたちがこれだけの危機にあっても散り散りになることなく、サヴィルロウに居続けることができるんですね。

    ロボットを最初に取り入れたハンツマンのオーナーも、今はベルギー人のヘッジファンドマネージャーであるというのも初めて知った事実です。ちなみにハンツマンは「キングズマン」の基地として使われているテーラー(看板の裏にはちゃんとKingsmanと書いてある)。そんなことができたのも、オーナーがベルギー人だったからなのだ、と今更ながら思い知りました。

    それにしてもサヴィルロウは北欧系と中華系の資本で守られているのかと思うと、やや複雑な気分です。こうした背後の事情を真剣に調べたくなった。


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    NCB Lab. 代表

    DXとはデジタル技術を使って、すばやく環境適応すること。サヴィル・ロウのブティックはまだそこまで達していないようです。

    世の中には精度の高い自動採寸ソフトなどがあります。そういうものをもっと活用すればいいのですが、伝統が邪魔をしている。顧客との対話は採寸時だけでなく、リモートでもっと密にとれるようになっています。


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