池上彰「絵文字・LINEが若者の読解力を奪い、スマホが脳の発達を止める」
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注目のコメント
この記事の科学的な真偽の程は存じ上げませんし、ここでは議論の対象にしません。
日本の保育の父と呼ばれる倉橋惣三は著書の中でこんなことを述べています。この発言をみて、いまは絵本に対してこのような批判をあまりみることはないという事実を顧みるに、新しいものは常に否定される運命にあるのだろうかと想いを馳せずにはいられません。
『育ての心』(倉橋 1936)
「子どもの絵本の洪水。大げさなたとえではなく実状である。可愛い子どもたちをこの波に溺れさせては大変だ。どんないいものでも,多すぎるということは,子どもには毒だ。まして,一冊一冊取りあげてみて,随分と如何わしいものがある。むしろその方が多いくらいだ。紙が光る。色があくどい。印刷が粗末。肝腎の絵がまずい。絵の内容までが怪しからん。毒々しい駄菓子が,我が子の胃腸を傷つけることを知っている親ならば,子どもの目と心とに,到底与えられないはずのものが多い。それが,洪水の勢いで,親たちまでが巻き込まれているではあるまいか。但し,悪には悪の趣味がある。殊に,慣れるとその悪刺激でなければこたえなくなる。だから,幼い子どもに,絵雑誌の選択を任せることは危ない。これはどうしても親の大切な役目である」東工大の学生の読解力が低下しているのは危機的だと思い、あらためて検索すると池上さんは数多くの大学で講義されているのですね。
現在、難関中学入試は大学入試中堅校レベルの評論が普通に出題されている。
学生間の国語力の格差が拡大しているだけだと思われる。
言葉は変化するものだが、100年後には「。」が「笑」や「汗」に変化しているかも。国語力の高い人達によるNPのコメントをみていても、そういう予感がする。