水素タンクが炎に包まれたら? 気になるFCVと「未知の燃料」の安全性
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注目のコメント
多分MIRAIが事故ったら、乗っている人は助からなくても水素タンクだけは生き残るくらい、水素タンクは丈夫にできてますね。
ガンファイア試験もされているので、ガソリンタンクと違いライフルで撃ち抜かれてても大丈夫です。すでにゴルゴ13が実証積み。
水素が燃えたら怖いというイメージは、ヒンデンブルク号爆発事故や福島原発事故の影響が大きいかもしれませんが、ただヒンデンブルク号は水素爆発ではなく外皮塗料の引火という説が有力のようですね。
火災で高温になると自動で水素ガスを放出し2分ほどで出切ります。以前は上向きに放出する方針だったように思いますが、恐らくMIRAIの実車では路面方向に放出。引火すると爆発するのではなく、ガスバーナーの様な状態になるので、そこ以外はそれほど危険ではないです。
爆発の危険性としては、
CNG(圧縮天然ガス)車>ガソリン車>FCV
の順で危険だと思われます。
参考
圧縮水素貯蔵容器と水素燃料電池自動車の火災安全性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcombsj/53/163/53_29/_pdf/-char/en
水素タンク内には酸素がないので、タンク内に酸素が入り込まなければタンクが爆発することはないですが、むしろ危ないのは、トンネルや地下駐車場、ガレージ等、屋内で水素漏洩し充満してしまった場合。その場合は、いわゆる水素爆発が起きてしまうので、FCVを常駐するガレージ等では水素検知器の設置が重要となります。
とはいえ、CNGやガソリン車も揮発すればもっと危ないので、似たようなものかと。
海外では、屋内での水素漏れによる爆発事故や、水素ステーションでの事故が一部発生しているようですね。
韓国の燃料電池開発会社で水素タンク爆発、死傷者8名
http://tank-accident.blogspot.com/2019/11/8.html
ノルウェーの水素ステーションで爆発事故――トヨタなどFCVの販売を一時停止に
https://engineer.fabcross.jp/archeive/190706_a-hydrogen-refueling-station-exploded.html
追記
萌えないように修正しました小出さん、Maniさん仰るように、内部圧力の高さを考えるとシンパイですねぇ、タンクとその周辺部品・施設の製造品質のばらつきは 製造・充填業者の認定による品質管理はもちろん、定期的な非破壊検査の義務化と独自の寿命制定も必要かもですねぇ
中国は数年前から2輪車でこの分野の実績を積み上げていると聞くけれど… 水素タンクが怖いと言うなら、三元系を正極材に使ったEV用の蓄電池はもっと怖いでしょうし、ガソリンだって危険です。コンビニでも扱える小型のタンクと2輪車で実績を積み、然るのちに4輪車でも水素ステーションを広げた中国がこの分野を席巻したら、技術で先行しながら事業で負けた日本が自動車という生命線で再び同じ轍を踏むことになりかねません。主観的な“安心”を合理的に判断できる”安全“ととセットで語っている限り、水素を日本で活用するのは難しそう。合理的に判断できる安全のみを土台に据えて基準を定め、是非とも我が国がリードして欲しいと感じる分野です。(^^)/~~~フレ!