半導体を学べば、ニュースが10倍「面白く」なる
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記事全体からは末節の部分になるかもしれませんが「装置や材料は日本が強い」の表について。
日の丸がいっぱい並んでまだまだ日本は強いのかと思ってしまいますが、実際には日本が強いのは材料や薬品が中心で、装置はそれほどではないです。
装置にもいろいろな種類があるので単純比較は難しいのですが、半導体プロセス関連の装置メーカーとして真っ先に名前があがるのは、
・アプライドマテリルズ(米)
・ASML(蘭)
・東京エレクトロン(日)
・ラムリサーチ(米)
といったところでしょう。この4社が別格の存在になるかと思います。
STEP 03 露光&現像の欄のニコンとキヤノンは装置メーカーですが、直接のライバルである ASML と比較するともはや勝負になっていません。
また検査装置では、
・KLA-Tencor(米)
・アドバンテスト(日)
が2強かと思います。
注目のコメント
ここ数年取材をしていて、何度も「正確に知らなきゃまずいなぁ」と感じていたのが半導体でした。米中テック戦争にアップルやテスラの戦略…、あらゆる領域で最先端を理解しようと思えば、半導体の知識がなければついていけません。
ただ一方で、実際に学ぼうと気合を入れても、基本用語をすっ飛ばしたニュースか難しい専門書しかなく、「そもそも半導体とは何で、どんな機能があるのか?」を解説しているものはほとんどありませんでした。
今回の特集はその隙間を丁寧に埋めながら、米中テクノロジー戦争や企業間の争いの行方を見通すことを目指しています。本日から一週間、どうぞお付き合いください。スマホやパソコンなどの電化製品はもちろん、交通や通信などの社会インフラ、そして体重計のようなちょっと意外なモノまで、幅広く半導体は利用されています。
「半導体」とは、そもそも何なのか。実は一言で言えるものではなく、物質としての話なのか、その物質を利用した電子回路部品なのか、あるいは半導体産業なのか…どこから注目するかによって見え方が違ってきます。
報道などで用いられる「半導体」は、これらをひとくくりにされた言葉になっていて、私自身もその実態がなかなか掴めないままでいました。
本記事ではそんな複雑なイメージが強い半導体を、完全ビジュアル解説で、楽しんで学べる「教科書」に仕立てています。
半導体というワードに拒否反応を起こしていた方こそ、ぜひ読んでみてください!これが15年前に欲しかった!!
半導体がこんな分かりやすくまとまるんだーと思いました!作ってくれたすなださん、GREAT JOB!
実は15年前から大学で半導体を専攻していて、トルコから日本に研修のために何度もきたり、日本の大学院に入って研究したりして、半導体オタクと言われるほど半導体が好きでした。当時、周りに「半導体って何?」とよく聞かれ、一言で説明するのは無理だからいつも悩んでいました 笑
まさにこのイラストがあれば助かったーと思いながら目を通したのは15年後の今日です!