APEC、3年ぶりの首脳宣言採択 貿易自由化で経済回復促進
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RCEPの後、中国は明確にCPTPPに加盟したいと態度を表明した。
日本が主導するFTAであり、中国をけん制するために一生懸命作った経済圏だが、
中国が入ってくるとどうなるか。まだ中国をけん制できるだろうか。いままでの努力は最終的に中国の加盟によってすべて中国のために頑張ったものではないか。
もちろんハードルを高くして中国の加盟を全力を挙げて阻止していくだろうが、
ベトナムも受け入れられるぐらいのハードルなら中国にとっては高いとは思わない。
あまりイデオロギーの色眼鏡、あるいは嫌中の感情で物事を見ず、経済は経済としてのルールでFTAを見てはどうかと思う。
とくに日本の新聞はRCEPとか、TPP、CPTPPを語る場合、かならず一言「中国をけん制する」云々を入れる。その気持ちはよくわかるが、牽制になるだろうか、
そのような牽制記事を書いてきた記者さんは、自分の記事を検証しないか。自由貿易を推進し、保護主義を排するという決議も以前ならトランプが顔を真っ赤にして反対しただろうけど、何の抵抗もせず採択したということは、おそらくもう第二期の政権運営はしないということを自覚しているからなんだろうな。
今やAPECも参加国21ヵ国に拡大して政治ショーになってしまった。
当初80年代後半、EU統合、北米自由貿易協定のブロック化の動きから取り残された危機感から、日本発案で豪州提唱に仕立てた戦略的な仕掛けだった。
米国をアジアにコミットさせることが日本の戦略目標であることは、今もそうなのだが。トランプ大統領はそんなことお構いなし。
当初はメンバーでもなかった中国が政治的なパフォーマンスの場として利用しているのが実態。