日本は「2025年の崖」に落ちるのかーー世界のDXリーダーに共通する6つのアプローチとガバナンスの課題
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記事で紹介されていることはもちろん正しいのでしょうが、目的と手段が混在してしまっているようです。1の顧客のため、というのはwhy: なんのためにやるのか、2-5はhow:どうやって実現するのか、の方法論だと思います。世の中に蔓延するDX論はどれもここが曖昧なので、なかなか実態を捉え難いものになっている印象が強いです。
特にwhyの部分を曖昧にしたまま、手段ばかりを検討してしまうと単なるITツール導入の域を超えないので、目的をクリスタルクリアにするところから始めるべきだと考えています。そもそもDXそのものが、何かしらの目的を実現するための『デジタル技術を活用した変革』というhowなのであって、DXそのものが目的になるとは良くないように思います。「DXは実際のビジネス変革には繋がっていない」と、経済産業省が報告しているとあります。
トランスフォーメーションと変革を叫びながらも、これまでの延長に過ぎないシステム投資が、まだまだ続いているのが現状なのかもしれません。
「顧客を最優先に考える」が、最初の出発点であることには強く同意します。
着目すべきは顧客の変化です。若い世代を中心に、これまでマスメディアに使用していた時間が減少し、デジタル環境に投下する時間が劇的に増えています。
企業はデジタル空間でのコミュニケーションや価値提供が当前となった時代に適した商品やサービスを創出する必要があり、ビジネスモデルすら変わる可能性があるため、事業を変革していかなければなりません。
この認識が揃えば、これまでの効率化のためのシステム投資とは一線を画した取り組みが必要になることに、腹落ちできるはずです。DX化を進めて行く上で、推進していくリーダーの理解だけでなく、その意識や目的をしっかりと共通認識させることが大きなカギとなりそうですね。
> 「DX=IT化」とも思われがちだが、DXはAIやIoTといったデジタル技術を導入したら完了するものでは全くない。組織構造や人材育成、マインドセットといったマネジメント面や、ガバナンス面においても取り組むべき課題が数多く存在し、それらが結びついて企業の在り方やビジネス自体を変革していくものだ