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「SM3ブロック2A」による大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃実験が成功したとの記事。ひとまずは良かった。ただ、これで完璧に防御できるわけではない。日進月歩の軍事技術競争では、追いつき、追い抜き、また追いつかれるということに繰り返しだから、多弾頭化(弾頭がいくつかに分離して複数の弾頭が着弾する)が進む世界の軍事技術を考えると、安心できない。
ICBMから米国本土を防衛するシステムをGMD(地上配備型ミットコース防衛)と言いますが、実はこの開発は難航を極めており、過去の成功率は50%ほどしかありません。

GMD用のミサイルは、日本のミサイル防衛とは異なり、サイロに入ったGBIと言われる大型三段ロケットを使います。
イメージ的にはICBMをICBMで撃ち落とす感じです。
現在CE-1とCE-2という2種類があり、アラスカのフォートグリーリー空軍基地とカルフォルニアのバンデンバーグ空軍基地に、合計36発が配備されています。

いずれも信頼性が低いことから、米軍ではRVKと言われる新型迎撃体の開発を進めていますが、今回洋上のイージス艦から発射されるSM3 block2Aが代替に使えるメドが立ったことは、ほぼ丸裸と言ってもいいアメリカ本土のミサイル防衛にとっては朗報と言えるだろうと思います。

この新型ミサイルは今後進水する日本の新たなイージス艦に搭載される(現状のイージスには搭載不能)予定ですが、その高性能ぶりが確認できたことは、迷走をつづける日本のミサイル防衛にとってもプラスだといえます。
これ自身は中国やロシアにとっての脅威にはならないだろうが、こうしてイージス艦によるミサイル防衛が現実なものだという認識が高まってくると、中露は更なるエスカレーションに進むかもしれない。HGV化を進めるインセンティブにもなるだろう。
米レイセオンと三菱重工業の合弁会社が開発した迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」による大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃実験が成功したと発表しています
総合重機国内最大手。ガスタービンや原子炉などエネルギー関連、製鉄機械など大規模機械・プラント、物流機器、防衛・宇宙分野の機器などを手掛ける。脱炭素に向け、エネルギー転換や各種機器の省エネに注力。
時価総額
4.54 兆円

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