恩も義理もある それでも街を去るヒト・ハコ・カネ

コメント

注目のコメント

• 佐藤 裕幸

  CAP高等学院 代表

  ・2020年11月17日

  地方に住んでいると必ずぶち当たる問題．
  僕の住んでいる福島市は，駅前再開発の関係で，唯一のデパートだった中合百貨店が今年の８月末に閉店した．
  
  駅前は，居酒屋チェーン店が立ち並び，文化的な匂いもあまり感じさせない．
  日中の人通りもあまりなく，「これが県庁所在地の駅前か？」と疑いたくなる．
  
  外部からのハコモノ誘致は，サステナブルとは言い難い．
  コロナ禍でテレワークが進み，働く場所も選ばなくなったとは言え，若者たちは相変わらず都心に出ていく．
  
  改めてそれぞれの地域が持つ様々な特色にフォーカスし，“そこにしかない”ものを見出すことが必要か．
  それは単なるまち興しとはとは異なり，移住者や企業誘致を増やすことだけが目的ではない，「何故存在するのか？」を考えることになる．
  
  急激な人口減少局面に入り，少ないパイの取り合いではないものを考えていきたいところである．