【決算レビュー】JR・私鉄大手は「赤字時代」をどう生き抜くか
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日本に帰国して痛感するのは、鉄道会社特に私鉄がコミュニティのインフラを作っているという事実です。動く手段だけでなく住宅、スーパー、歩道橋や最近では多機能の駅が行政の一部も担ってくれています。海外ですと鉄道といえば国有。私鉄は観光拠点に短距離がちょこっと。なかでも東南アジアだと鉄道の存在すら危うい国が多々あります。日本という国が住みやすいのは、私鉄各社の頑張りによるところが大きいのです。
コロナ禍において各社通常ダイヤで運行してくださっています。頭が下がる思いです。そんな国、あまりないと思います。ダイレクトに個人経営者が打撃を受けている飲食業の援助も大切ですが、もしコロナが長期化するようであれば行政は鉄道会社の支援を考えてもよいのでは。
個人的にはいま頻繁に使う路線に関しては回数券を買っています。最寄りの駅に現金が落ちるように。もちろんPASMOは便利です。日本が誇る宝です。しかし収入が電鉄各社にいつ配分されるのかよくわからないので(詳しい方いらしたら教えてください)、ちっちゃなことかもしれませんがひとつずつ。駅ビルで買い物することももちろん助けになります。消費者視点から書いてみました。月次データが興味深い。鉄道事業も「8割経済」がニューノーマルだとすると、最終的には「ざっくり2割値上げ」というようなこともありえる?
そうなると、企業の負担も増すから、さらにリモートワークを後押しして、鉄道需要もビフォーコロナに戻らない?
ダイナミックプライシング導入は、切符売り場の表示とか、会社員の経費精算とか、細かい課題が意外と多そう。
などなど考えると、定期券値上げ、普通料金値上げ、新幹線・特急も値上げという「落とし所」?その時、政権は?携帯料金引き下げられても、電車代が上がれば、世論にはマイナス?・・・いろいろ考えさせられます。このニュース関連で、いつも思うのは、とりあえず、それはダイナミックプライシングではない。
デジタル化が進んだ今は、”随時” 需給に応じて価格を変動させることもできるが、ここで言っているのは、料金にほんのちょっとの価格幅を持たせてみるだけ。
実際は、かなり難しいと思います。定期のディスカウントを減らすとかからですかね?