コロナ拡大以降 “ぜんそく入院患者 大幅減”マスク着用影響か
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注目のコメント
そうだといいのですが、結論はまだ分からないというのが実際のところだと思います。
例えば、この研究で用いられた「喘息」の診断は、保険請求上の診断名をもとにしていますが、COVIDに対する加算の影響もあり、実際には喘息発作を起こしていてもCOVIDの診断で入院となっているケースが少なからずあると思います。
このように、そもそもデータ回収の時点で低く見積もってしまっている可能性もあります。私も同様の手法で研究を行なっていますが、診断名が不正確なのが最大の限界点でもあります。
また、そもそもその原因まで言及できる研究ではないため、仮に「大幅減」だったとしても、それがマスクの影響かは定かではありません。あるいは、喘息患者さんが皆気をつけてしっかりと吸入薬を使うようになったこと、外出が減った影響などもあるかもしれません。
考察を深め、対策に結びつけるには、別途更なる研究が必要と思いますが、次の研究に繋がる素晴らしい研究だとも思います。
元論文はこちら
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213219820311107ニューノーマルのライフスタイルになってその影響の確認はこれからになる。マスクをつけて、ソーシャルディスタンスをキープして、常に指先をアルコールで消毒して、という生活を送り続けることで防げる病気もあるだろうし、体調不良も減るだろう。
実際は懇親会が減ったことによる効果だとか逆に運動不足を引き起こした影響だとか、個人差もあるけどいろいろ変化している。そういう意味では大きな社会実験がされているわけで、今後もいろいろな研究考察が出てくることは興味深いと思う。結論付けるのは難しいとは思いますが数字を見るとなにかあるんでしょうね。マスクで保湿されているのか。
産科でも入院を要する切迫早産が減った印象があります(数字は調べてませんが)。テレワークや自粛で日常生活が以前と比べて「安静」に近い生活になったのかなと思ってます。だとするとコロナ前の社会はある意味妊娠にとっては過酷な生活を強いられていたのかな、などと考えておりました。
喘息も実は死ぬ病気。発作を減らす生活様式がわかれば良い副産物ですね。