米テスラCEO、コロナ検査4回受ける 結果は陽性と陰性が半々
コメント
注目のコメント
感度、特異度100%の検査というのは存在せず、全ての検査には必ず限界があります。検査はあらゆる臨床情報との組み合わせによって、確率の上げ下げのために用いられるものです。単一の検査で診断が導かれるという認識は誤りであり、検査の限界を教えてくれる経験ではないかと思います。
特に、ここで用いられている抗原検査は、PCR検査と比較しても感度が劣ることが知られていますので、実際に感染者の検査結果が陰性となることは、よく経験されることです。厚労省のホームページでは、
抗原検査について
<抗原検査キット(抗原定性検査)>
・ 2020年4月27日に富士レビオ社の抗原検査キット「エスプラインSARS-CoV-2」の薬事申請が行われ、同年5月13日に我が国初の新型コロナウイルス抗原検査キットとして承認されました。
(参考)
抗原を用いたイムノクロマト法の検査キットが5月13日に薬機承認を得られたことから、同日、第40回厚生科学審議会感染症部会で議論しました。
第40回厚生科学審議会感染症部会(5月13日開催)
・承認後当初は、抗原検査キットで陽性の場合は確定診断となる一方、陰性の場合は確定診断のために再度PCR検査が必要でしたが、調査研究の結果、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。
そのため、6月16日に「 SARS-CoV-2 抗原検出用キットの活用に関するガイドライン」の見直しを行い、鼻咽頭拭い液による検査は、発症2日目から9日目までの患者について、検査結果が陰性でも確定診断が行えるようになりました。
です。ざっくり言うと、陽性の場合は陽性確定。陰性の場合は偽陰性あるので確定のためにPCRが必要。バリバリのエンジニアであるイーロンマスクからすると、現時点のコロナ検査は「商品」のレベルに達していないのでしょうね。
むしろイーロンマスク氏に素晴らしい検査キット作ってほしい!