日産、赤字6150億円に 21年3月期、小幅上方修正
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「技術の日産」を象徴する車がEVだと日産は思っているかもしれないが、それは消費者の日産イメージだろうか?
「EVを買うなら日産車がファーストチョイス」にならない以上、日産ブランドと言えないだろうし、回復は難しいように思う。
かつて日産ブランドを象徴したGTRは、その技術力をレースで証明していたように、ブランドを語る突出した車が必要なのかもしれない。
注目のコメント
現時点で、内田CEOの経営トラクションは想像以上に良好だ。内紛はお家芸でいつものことだが、内田CEOへの社内の評判も今はまずまず。もっとも、ここでコケてたら話にはならない。下期から投入される新車の成果を見極めていきたい。まだまだ油断は禁物。
上方修正というニュースもピンとこない。
内田社長は、この構図について「販売台数は下期に前年並みに回復すると見込んでいる。」とコメント。
コロナ感染拡大は世界中のどこの自動車メーカーも影響を受けており、販売不振だけが原因とは思えない。それは、トヨタやホンダの決算発表を見れば明らか。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/34231111.html
https://www.honda.co.jp/investors/
この厳しい環境の中でも、EVや自動運転車などの付加価値のある新車開発を着実に進められるかどうかが今後のポイント。
仏ルノー、三菱自との資本関係の見直し問題が重要なカギを握っていることは言うまでもない。3社連合が共倒れにならないことを祈ります。ニュースリリース
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/201112-01-j
今は踏ん張りどころ