【SDGsと水ビジネス】最先端の浄水技術が途上国の水問題を解決する
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日本では、蛇口をひねればいくらでも美味しい水が飲める。
しかも、安全であることが当たり前。
それに比べて世界の途上国では水道の普及率が5割弱。
特にケニアでは4割ほどが「水を買っている」という現実。
バナーや記事中の写真のように、小さい子供や女性が買った水をポリタンクに汲み、担いで運んでいます。
私たちにとっては空気と同じくらい、あって当たり前の「水道水」。
コロナ禍で、安全な水の必要性がいっそう問われています。
これら水の課題を解決するにはどんな技術が必要なのか?
JICAの水資源グループでアフリカ地域のプロジェクトを統括する服部容子氏と、JICAのSDGsパートナーとしてケニアで浄水事業を推進する三菱ケミカルアクア・ソリューションズの佐原絵美氏にケニアでの取り組みや、「水の未来」について語っていただきました。
また、記事では触れられなかったJICAのほかの取り組みについてもご紹介いたします。
こちらもご覧ください。
・水供給・衛生分野における新型コロナウイルス感染症への対策と支援
https://www.jica.go.jp/activities/issues/water/COVID-19/index.html
・広報誌 『mundi』 2020年6月号 「特集 水質改善」/8月号 「特集 企業連携×SDGs」
https://www.jica.go.jp/publication/mundi/index.html都市部の水道が敷設されていない、されていても供給が滞りがちで、地下水を購買しているエリアへの安定・安価・安心な水の供給と、都市部以外の水供給サービスの普及と、別々の2つの課題がありますね。
どこかで見たことがあると思えば佐原さん。いま三菱ケミカルにいらっしゃるのですね。ウェルシィは現在、三菱ケミカルアクア・ソリューションズになったんですね。これは三菱ケミカルグループとして今後力を入れていく現れでしょうか。
膜ろ過はイニシャルもメンテナンスコストも掛かる為、島嶼部や山間部での分散型水源に導入しようと東京都でも一部導入されてますが、これからだと思います。
水メジャーも従来の宗主国ビジネスから転回していかないと、都市部ですら運営していけなくなりそうな流れですので、淡水化や再利用等々含めたビジョンを描いた上での技術開発競争が加速していくことと思います。
日本の場合ですとマイクロ水力の電化農協の取り組みなど、分散型の水源に留まらず電源にもなる可能性を秘めていると思いますし、生活インフラとしての水とエネルギーについて、新興国への展開を含めた投資分野を目利きすることは非常に大切になってくると思います。